先日請けた伐採作業、近所の苦情が
切っ掛けだ。庭木好きがお庭を大事に
したい気持ちは分かる。
植木屋だから尚更だ。
しかし、少子化で少ない子供が後を継
ぐという選択肢が年々少なくなると言
っていい現代では、いつかはケリを付
けなければならない時期が来るという
ことは考えて置くべきことでしょう。
「私が死んだらお好きにどうぞ」
なんて、自分の娘に言ってる婆さんの
庭なんて大概は荒れていて、体力の衰
えに節約心が重なって、手入れが出来
なくなって荒れていくと同時に心も病
んでいくという負のスパイラルがそこ
にはあります。
老いれば身辺整理して身軽になって死
を待つべきで、超効率便利社会の日本
では知に触れる機会を増やす方が有意
義ではないでしょうか。
庭木を植過ぎというお宅は非常に多い
のですが、躊躇せず処分したらいいん
です。寂しければ小さいのを2~3
本残せばいいだろう。
結局、後を継いだ者の殆どが撤去処分
するか売り払ってしまうのだから。
ところで、先日の伐採宅。
山好きが定年退職後の暇に任せて狭い
庭に木を植えたがいいが、放置して近
所迷惑で、あげく入院してしまったそ
うだ。
小人閑居にして不善をなす。ですが、
明日は我が身なので、節度を持って生
きたいものです。
ではでは。