庭木を強く切ってくれとか、自分で
剪定できる背丈まで切り下げてくれと
か、庭木を小さくしたいという要望は
多いのですが、何の為の庭木なのか?
切った後にどうなるのか分かってるの
か? それをすることで何から解放さ
れるというのか? 笑
先日も枝が伸びて仕方が無いと女房殿
が愚図ってるので「枝は春から徐々に
伸びてるんだから、なんで枝が短い内
に途中で止めないのか」と。
毎年毎年馬の耳に念仏だ。
ところで、庭木は大きく成るし長年の
剪定で傷むこともあるので数十年単位
で形を大きく変えてやる必要に迫られ
ることがあります。
柘植の木は寿命が短いが根が強くバッ
サリやると新芽が沢山吹いてくるし、
背丈ほどになったツツジも半分以下の
大きさにすることができる。
いわゆる強剪定ですが枯れやしないの
で、玉物は更新しやすい。
大きく成ったカシやモチやモクセイ、
落葉樹などは伐採しても枯れずに切株
から芽を吹くので、一本立ちにも株立
ちにも更新できる。
ただ、切った後は芽が乱立し揃わない
ので間引きや選択・剪定・刈り込みが
必要になりますが年に一度では無く落
ち着くまで頻繁にやる必要があります
が、何事も整えるのには時間が必要で
すが、お庭をスッキリと整えることが
できる。
また、太く強い木は根も強いので、い
くら切っても反発する。
昔の植木職人は、樹勢を弱らせるため
に根も切ったそうですが、今時作業手
間と費用の都合から根までは切りませ
んので、強く切っても一年で元通りに
なるので此畜生になる訳ですが、庭木
も生き物道理がある。
しかし、以上のことは何度も言ってい
ますが、ブツブツ言いながらでも剪定
後は現状維持でいいとなる。
結局は、自分では何もしたくない人ば
かり。
さて、今年もメジロがやって来た。
姿は見えませんが声が聞こえる。
次いでジョウビタキも来るだろう。
ではでは。