自然と生きる

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庭木には庭土

2019-11-03 07:13:54 | 日記

 都会の一戸建は当然に土地面積が狭

いです。高価なので。

家を建てることが主目的だから、重機

などで踏み固めてるし、建設残土やリ

サイクル砕石なんかも埋まってる。

外構にブロック塀があるなら、地下に

はコンクリート基礎があるだろうし、

埋戻しにしっかり土は固めてある。

粘土質土壌でも予算の都合で土の入れ

替えはすることは普通はしない。

見た目を良くするために表面を真砂土

か砂利で化粧するだけだ。

基本的に家を売る為、建てる為だけの

土地なので。

 

そこで、ちょこっと穴を掘って庭木を

植えて見ても育ちが悪いということが

ある。地下がカチカチなので根が伸ば

せない。地表の土に根を張るも、昨今

の真夏の高温で庭が焼けてジリ貧にな

ってゆく。

庭木が天辺から枯れるのは水切れで、

少ない水分を木の上部に送れないから

上から枯れる。

木の内部や下部の枝が枯れるのは、日

が当たらず光合成できない働かない枝

は自ら枯らす生理現象で、虫が入って

枯れるのは別問題。 

また、地上げしてる日当り良いお庭は

ブロックや石が日に焼けて熱くなり、

地中の土が乾燥して花付きも悪いとか

反対に日の当たらない家の裏手が水捌

けが悪くて苔が生えてるとか、地下の

条件次第で地上部の状況も様々です。

 

庭木を植える前提で建築をしているお

宅は、60センチ程度の深さで植土

(黒土や真砂土に有機物を混ぜたもの)

に入替えてる所もありますが、成長は

良いように思います。

 

知ってか知らずかそういう状況が、都

会のお庭の地下の様子ですが、庭木の

調子が悪いんですと言われても、正確

にはお答えできないところです。

 

まあ、日本は温暖湿潤の気候で日本産

の庭木は土が適等に湿ってる方がいい

し、昨今の乾燥気味のお庭では、オリ

ーブなど乾燥地域の樹木が元気に育っ

てますがそういうことです。

間違っても山椒の木を乾燥するような

所に植えてはだめで、半日陰でちょっ

と加湿気味が良いのです。

 

この前、お客さんに水遣りしてますか

と質問しましたら、熱中症が怖いから

夏の間は庭に出なかったという返事で、

一番水が要る時期にやらないでどうす

るのという感じですが、9月から台風

続き雨続きで、それまで水切れだった

草木が大反発で、これから伸びますか

という勢いですが、植物も生きてるん

ですよということです。

 

さて、庭土です。カチカチの庭土は多

くて長年ほったらかしのお宅はそうな

ります。

関西は基本的に土と言えば真砂土なの

で堅くなりがちで、質の悪い真砂土ほ

ど硬くなる。スコップも入らない。

水を撒いても染込まず流れてしまう。

年に一度は、あちこち掘り返してみて、

ほぐしてやる、肥料じゃなくて土壌改

良剤や有機物を含んだ植土をすき込ん

でやると水が良く浸透しますし水持ち

が良くなります。

そういうのも植木屋の仕事ですが、簡

単なのでご自分でやってみるのも良い

でしょう。

 

写真は、ツワブキの花。

ツワブキは水が切れると萎びてしまう

水切れセンサー。花後は種が飛ぶので

花柄は必ず処分しましょう。

 

ではでは。

 

 


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