2013年11月22日、龍安寺からは嵐電に乗って広隆寺まで行った。楼門には聖徳太子御火焚祭の垂れ幕、後で知ったが、年に一度の特別開扉の日だった。境内に入ると御火焚祭の準備ができていて、上宮王院太子殿の前に山伏が並んでいた。やがて、山伏達が法螺貝を鳴らしながら進んできて僧侶達も続く。私はお目当ての弥勒菩薩半跏思惟像を拝観しようと、奥の新霊宝殿へ。新霊宝殿の中には我国国宝第1号・弥勒菩薩半跏思惟像を中心に国宝重文級の仏像が多く並び壮観だった。拝観後、御火焚祭の現場に戻ると丁度火をつけたところ、もうもうとした煙と読経の声、最後まで見届けず境内を出てしまったが、重要な行事と気づかなかったのは不覚だった。