草むしりしながら

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草むしりの冬支度

2018-11-12 13:18:28 | 日記
草むしりの冬支度

 山からの風が、赤や黄色の木の葉を庭に散らした。どうやら山神様が冬支度を始めたようだ。重い腰をあげ落ち葉をようやく掃き終わった頃、空が急に暗くなり雨が降り出した。大慌てで洗濯物を取り込んでホッとしていたら、また晴れて来て風が落ち葉を散らした。
 
 こんなしぐれ模様の日には、早めに湯を沸かすことにしよう。スイッチ一つでお湯の沸くお風呂よりも、やはり冬は薪風呂に限る。モウモウと湯気の立つ熱めのお湯も嬉しいが、出来たおきで焼くさつま芋はもっと嬉しい。
 
 今夜は豚汁にしようか、里芋の皮をむく。焼き芋の後に豚汁の鍋を七輪にかけ、次にやかんをかけて湯をポットに二杯沸かす。その後猫の湯たんぽに入れるお湯も沸かして、最後に残ったおきは消壺に入れて消炭にする。
 
 薪風呂と七輪は冬の必需品だ。七輪のサナが割れているので買いに行かなければ。七輪を使う時に思うのだが、翌日には忘れてしまう。火を焚く時には煙突の掃除をしなければ思うのだが、湯船に浸かると忘れてしまう。
 
 裏山に白い煙が昇っていく。中腹の赤いハゼの葉がまだ半分ほど残っている。山神様が冬支度を終えるのと、私が忘れてしまう用事を済ませるのは、さてどちらが先だろうか。