打越正行の研究室 UCHIKOSHI Masayuki's laboratory

このブログでは、広島と沖縄で暴走族・ヤンキーの若者を対象とした参与観察調査をしてきた打越正行の研究を紹介しています。

このホームページについて

2050年04月15日 23時00分59秒 | お知らせ


 訪問していただきありがとうございます。

 ここは所属先の和光大社会理論・動態研究所や所属していた都立大、研究者情報検索のRead&ResearchmapFieldnetに掲載させてもらっている、私の論文や口頭発表のリストをまとめたブログ形式のホームページです。そちらも更新しますが、運営が本人でないため最新情報はこっちに掲載します。

 ここに掲載している論文や口頭発表などは、すべて広島や沖縄で貴重な話を聞かせていただいた方々のおかげでできあがったものです。それらの概要などを公開しています。ぜひご覧になっていただき、興味があればご連絡ください。

 できれば、すべての論文を読んでもらいたいですが、私の研究の中身や方法を簡潔に知ってもらえるものとしては、以下の3本をおすすめします。

(1)「建築業から風俗営業へ――沖縄のある若者の生活史と〈地元〉つながり」
(2)「暴走族のパシリになる――『分厚い記述』から『隙のある調査者による記述』へ」
(3)「つくられたしーじゃ・うっとぅ関係――沖縄の建設業の社会史」

 もちろん、これら以外の論文も読んでもらえれば大変ありがたいです。

 以下、簡単な研究の紹介です。

 かつては広島市と関東圏、そして沖縄で暴走族やヤンキーの若者の参与観察を行ってきました。すべての土地で出会いに恵まれていることに感謝しています。調査では暴走族のアジトに通い、下積みを重ねてきました。その結果、パシリから中堅クラスにポジションが変わりつつあると感じていましたが(2010年夏)、それは単なる勘違いでした(2011年夏)。それどころか、ビーチパーティの場所取りを頼まれたのに車内で昼寝したり、釣り大会の移動中にディーゼルの現場号にガソリンを給油するといったありえないミスを繰り返してしまい、パシリさえも降ろされそうです(2012年夏)。バイクに乗ったりそれを見物していた若者たちも現在では、サラ金の回収業、台打ち、性風俗店の経営、ボーイ、型枠解体業、鳶、塗装、彫師、バイク屋、ホスト、キャバクラ、弁当屋、主婦になりました。彼・彼女たちへの継続調査を現在も行っています。

2016年4月、やっとのことで、首都大にて博士号(博士:社会学)を取得しました。引き続き、調査・研究に邁進します。

博士論文

ダウンロード可能な論文などは以下の書庫からどうぞ
打越正行の書庫

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