旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

鉄道おまけ~YEBISU×エル特急 ヘッドマーク チャーム「雷鳥」

2019-11-06 09:56:50 | 鉄道おまけ
 2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニで、ヱビスビール350ml、または500mlを1本購入すると、全12種のヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンを行いました。
 「エル特急」の名称が初めて登場したのは、1972年(昭和47年)10月2日のダイヤ改正からです。当時、特急は数少なく全席指定が原則でしたが、「数自慢・かっきり発車・自由席」というキャッチフレーズで、一日複数本運転・ダイヤのパターン化・自由席車両連結の特急が誕生し、その愛称として「エル特急」が生まれたのです。
 名称の「L」には、特急(Limited Express) や直行便 (Liner)、あるいはlucky、lovely、lightなどの頭文字を取ったものと言われていますが、特に意味はないようです。
JR各社は2000年代から順次、L特急という呼称を廃止、最後に残ったJR東海の「しらさぎ」「(ワイドビュー)しなの」「(ワイドビュー)ひだ」の3列車も2018年(平成30年)3月17日のダイヤ改正で廃止されました。
 なお、ヘッドマーク・方向幕等に使われていた「L」は、新幹線0系のシルエットを図案化したものです。

 特急「雷鳥」は1964年(昭和39年)12月25日より、東海道本線・北陸本線経由で大阪駅・富山駅間で運行を開始しました。その後、1975年(昭和50年)3月10日のダイヤ改正で、湖西線開業ともに湖西線経由に変更され、12往復となった「雷鳥」エル特急に指定されました。
 この後も運行系統の変化があるものの最大19往復の運転となりました。
 更に、速達性のある「スーパー雷鳥」が1989年(平成元年)3月11日に誕生し、1995年(平成7年)4月20日には、新型車両681系電車(車両の愛称「サンダーバード」)による「スーパー雷鳥(サンダーバード)」が運転開始しました。
 しかし、合わせて23往復あった「雷鳥」、「スーパー雷鳥」、「スーパー雷鳥(サンダーバード)」ですが、「スーパー雷鳥(サンダーバード)」は1997年(平成9年)3月22日のダウや改正で「サンダーバード」に改称され、その後「スーパー雷鳥」が廃止され、「雷鳥」も徐々に「サンダーバード」に置き換えられ、ついには1往復となり2010年(平成22年)3月13日のダイヤ改正でエル特急の指定が解除されました。
 翌年3月12日のダイヤ改正では「雷鳥」が廃止され、「サンダーバード」に統一され 愛称は、発着点の富山県に生息し、富山県鳥の「ライチョウ」に由来し、ヘッドマークも北アルプスとライチョウをメージしたデザインです。


 愛称は「雷鳥」と漢字表記です。
 後に統合され現在に至る特急「サンダーバード」が、当初「スーパー雷鳥(サンダーバード)」という愛称だったこともあり、「サンダーバード」の愛称が、「雷鳥」の「雷」が「サンダー」、「鳥」が「バード」であるためと誤解される方もいますが、JR西日本の説明は、「サンダーバード」(Thunder bird)は、アメリカ先住民族のスー族に伝わる神話に登場する雷光と雨を起こす巨大なワシに似た空想上の鳥であり、これに由来して命名したとのことです。 



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