旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

晴耕雨読日記 2019年(平成31年)4月30日 火曜日 平成最後の桜

2019-04-30 17:59:36 | 晴耕雨読日記
 平成最後の日は、町の高台に位置する愛宕公園の桜を見に行ってきました。
 愛宕公園は1884年(明治17年)に、大石武学流造園の庭師では第一人者といわれた高橋亭山の指導により町を一望できる高台に造られたと言われていますが、詳細は定かではありません。ここは南部地方ですが、津軽地方と接することから、津軽地方の庭園様式の代名詞になっている様式で作られたのでしょうか。
 なお、公式に公園として整備されたのは、県の調査に回答した昭和10年7月4日付け町公文書の記載から1908年(明治41年)とされています。
 高台にあるため眼下に町を一望し、陸奥湾を挟んで遠くに下北半島釜臥山が見えます。



 西には、標高719.6mの烏帽子岳。
 頂上からは、北に下北半島、南は八甲田連峰、東は太平洋、西は岩木山を望むことができます。勾配が緩く登りやすいので、家族での登山も楽しむことができます。
 2015年(平成27年)には当時のキャロライン・ケネディ駐日米国大使が、お忍びで烏帽子岳登山を楽しみました。


 公園内には、石川啄木の歌碑や、松尾芭蕉、中市絶壁の句碑があり、文学散歩も楽しめます。
 中腹ある馬の銅像は、明治天皇の東北巡幸にお供し、当地で倒れた「花鳥号」の冥福を祈るために建立されたもので、公園のシンボルになっています。


 公園の帰り道、野辺地郵便局に寄ってきました。
 平成最後の風景印は、地元郵便局です。


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