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旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅のコレクション~駅弁56 「鮎屋三代」

2019-02-21 16:37:10 | 旅のコレクション
【鮎屋三代】(新八代駅)
[製造元]鮎の老舗 より藤 2019年(平成31年)1月18日 第54回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会で購入 価格1,250円




 鮎は容姿の美しさと、胡瓜や南瓜の香りに例えられる独特の香りから『川魚の王』とも言われる日本とアジアの一部にしか生息して魚です。
 掛紙の表裏に渡って、鮎やこの駅弁について説明が書かれています。


 掛紙を外し蓋を取ると、ドーンと大きな鮎の甘露煮が現れます。
 この甘露煮は、掛紙にも紹介されている「清じいちゃん」から三代にわたって受け継いできた秘伝のたれで、骨までやわらかく煮こんだものだそうです。
 「3時間煮込んだ後、丸1日寝かせたものを使っています。時間をかけることで、味が染み込み、骨も軟らかくなる。頭から尾まで、すべて召し上がっていただけます」(頼藤商店)の言葉どおり、頭からしっぽまで柔らかく、変な苦みや臭みもなく、全部美味しくいただけます。
 炊き込み御飯も鮎です。球磨川で採れた天然鮎を焼いて、そこからとった出汁としめじや人参を加えて使って炊き上げたのです。
 付け合わせは、玉子焼き・菜の花のおひたし・椎茸煮・筍煮・酢れんこん・桜大根・梅干です。


 期待を裏切らない、美味しい駅弁でした。
 この駅弁は、2004年(平成16年)の九州新幹線部分開業と共に誕生した「九州駅弁グランプリ」で初回から3回目まで3連覇した実績ももつ駅弁でもあります。