goo blog サービス終了のお知らせ 

旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~三陸2013 鉄道の旅 3

2015-03-15 05:22:26 | 旅の小窓
 2日目は、一度宮古駅前に戻り浄土ヶ浜へ。
 駅前のポストの上には、浄土ヶ浜のフィギアが。



8時20分発のバスに乗り、宮古市役所前を通り宮古湾に沿って、遊覧船乗り場のある浄土ヶ浜ビジターセンターへ。


 海岸近くの宅地は、津波で家屋が流され、草ボウボウ。




 13分ほどで、ビジターセンターに到着。


 昨日のテレビニュースで紹介された、完成したての遊歩道を通って、遊覧船乗り場へ。


 第16陸中丸は、東北大震災の地震発生時に桟橋に係留中で、船長の判断で船を出し、引き波に乗って沖へ向かい、約42時間沖合いで待機し、3隻の中で唯一残った船です。


 40分かけて宮古湾を一周する「浄土ヶ浜遊覧コース」に乗船。

(浄土ヶ浜)



(ローソク岩)



(夫婦岩)



(潮吹き穴は写真で我慢)



(姉ヶ崎)



(日出島)


 津波で壊れた防波堤を撤去する作業が今も行われていました。


 絶景ポイントの案内だけでなく、震災の様子も写真を準備していて教えてくれました。


 今回のガイドさん始め、船長・機関長は、JR大人の休日クラブのポスターに登場していました。


 浄土ヶ浜ビジターセンター9時34分発のバスで、宮古駅に戻ります。
 左に見える、防潮堤を越えて津波がおそいました。


 宮古駅前では、「カラス」ではなく「トンビ」がソフトクリームを狙っているそうです。


 宮古駅から盛駅まではJR山田線ですが、震災により不通となっているため、10時10分発の岩手県北バス船越駅前行に乗って、「道の駅やまだ」まで行き、そこで乗り継いでいきます。


 天気も良く、宮古湾は穏やかでしたが、震災の被害の跡が至るともろにありました。


 駐車場らしきものがみられるので、この周辺に建物があったことが想像されます。


 崩れたままになっている堰堤。


 駅舎が板で覆われている津軽石駅。


 石峠付近の仮設住宅。


 仮設の、県立山田病院。


 国道45号を下って、山田湾に出ました。
 一面野原になっていましたが、かつては住宅が建っていたところです。


 山田町の中心街。



 2階部分を直して営業している店もありました。


 折笠付近。壊滅状態のままです。


 牡蠣の養殖筏でしょうか、真新しい筏が山田湾に浮かんでいました。


 「道の駅やまだ」に11時10分到着。


 ここからは、11時20分の岩手県交通のバスで釜石を目指します。


 前須賀海水浴場付近の堤防も、被害を受けたままになっています。


 波板観光ホテルは再開に向けて工事中でした。


 「ここから 過去の津波浸水区間」という表示。津波の大きさがわかります。


 吉里吉里付近。


 大槌町の中心街に入りました。


 お寺があったところでしょうか、墓石が倒れたままになっています。


 片岸付近の災害廃棄物の処理施設。


 鵜住居駅付近では、鉄橋だけが残っていました。


 両石湾の復旧工事。


 天神町仮設住宅。釜石市内に入りました。


 12時8分。釜石駅前に到着。


 ホームには、釜石線のポケモントレインが停車していました。


 さすが鉄の町。駅前には新日鐵住金釜石製鐵所がありました。


 震災後建てられた碑の一つに「ひょっこりひょうたん島」のものもありました。



 釜石駅前のポストの上には、鮭のフィギア。


 本来であれば、ここで三陸鉄道南リアス線に乗り換えるところですが、現在釜石駅吉浜駅間が不通となっているので、14時26発の岩手県交通のバスで吉浜まで行きます。
 お昼を食べても時間があるので、釜石大観音にいきました。


 大観音の内部は階段になっていて、胸のあたりが展望台になっています。


 午後になって曇ってきて、眺めは今ひとつでした。


 駅からここまで乗ったタクシーの運転手さんも被害に遭われた方で、津波の様子を携帯で撮った写真を見せてくれながら、当時の様子を話してくれました。でもお客さんに当時の話をするようになったのは、最近になってからとのことでした。



 釜石大観音入口のバス停からバスに乗り、南リアス線吉浜駅へ向かいました。

 
 つづく