つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2012-04-25 06:42:29 | 日記
腕まくりオープンカーに春陽差し

昨日は初夏のような暖かさでした。ランチを食べている時窓下に、腕まくりをしてオープンカーを運転している女性が颯爽と過ぎるのを見かけました。半そでの人もいて解放的な一日でしたが、身体が付いてゆけません。ひょんなことで、新婚旅行のグアムで購入しそのまま封を切ってないブランデーがあり、40年近くも時を経ているのが飲めるかどうかの話しになり、夕べあるショットバーで確かめたところ大丈夫とのことでした。熟成され美味しくなっている筈と聞き楽しみが一つ増えました。こじれている夫婦仲を円滑にするキッカケになれば良い等とふと思ったことでした。
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今日の1句

2012-04-24 06:33:52 | 日記
浜風に勿忘草の健気かな

このところ外出が多くあちこち出歩いていたのでさすがに疲れて、昨日はエネルギー補給の日でした。今朝お天気が良さそうなので朝の散歩に行って帰って来たところです。道端には椿やモクレンや桜の花が夕べの雨に打たれ落ち、漢詩の一節を思い出す様でした。何でも今日は初夏の気温になるとか、先日の文学散歩の日は寒くて少し風邪気味なので、体調が狂いそうです。写真は赤レンガ倉庫の前に見つけた勿忘草とネモフィラ、ショカッサイで、いずれも大好きな花々です。桜のあとはこの様な花が又楽しみです。
         ショカッサイ土手に溢れて始発行く
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今日の1句

2012-04-23 06:43:36 | 日記
横浜に三島のドラマ春時雨

文学散歩で三島由紀夫の「午後の曳航」の跡を巡り横浜を歩きました。興味深かったのは、この中で講師曰く、ドラマの舞台となった港の丘公園が関東大震災の跡の埋め立て地に出来た事に全く触れていない事の指摘があり、作品を書くにあたって三島が3日程この横浜を見学して書きあげたもの故の手落ちがあったということです。話しの内容は、ふとしたことで知りあう船乗りと未亡人との恋愛、そしてその息子の登場人物によるドラマチィク展開で、三島独特のタッチで書かれているのは賞賛されても、その作品が出来る裏の過程を知っただけでも参加した価値はあったと思う一日でした。
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今日の1句

2012-04-22 07:19:43 | 日記
深呼吸すれば春の調べあり

昨日は近くのレストランを借り切って「岡井隆を語る会」とやらがあり、参加してみました。岡井隆という歌人のことはあまり知りませんでしたが、その容姿は御髭の似合うとても紳士的で素敵な方だという印象があり、今回の事で短歌集も何冊か読み、私としてはすっかり惚れ込んでしまいました。発表した方は「未来」という結社のベテランで参加者も歌人や出版社の人や短歌に関連する人ばかりで、私は場違いの所にいる感じでしたが、若い頃から現代に至る岡井隆の作品の特徴を解説して下さり、朧げにその作品の素晴らしさを知ることが出来ました。とにかく難しい歌の数々ですが、魅かれるものも沢山あります。3回も結婚を繰り返し、それにより歌の傾向も変化したとの事で、詩人の背景にあるものを垣間見た思いがし、有意義な春のひと時を楽しみました。

   耐へ耐へてことのすぐるを待つごとしアガパンサスのつぼみふくらむ 岡井隆

   美しい詩だと一生思ってみる藁灰になったあとでも麦だ    岡井隆
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今日の1句

2012-04-21 06:24:19 | 日記
春昼の支離滅裂の美学かな

昨日ある方のお誘いで、ジャクソン・ポロック展を観て来ました。いつか日曜美術館でやっていたのを見てポロックという異質な画家を知ったのですが、その絵は絵の具をたらして抽象画的に描くもので、その繊細な線が画面一杯に走り回りリズムと流れがありすばらしいものでした。天才と狂気の狭間にいるようなその絵の数々、中には意味不明のものもありますが、ほとんどが入り混じった線が大胆かつ躍動感に伸び色鮮やかさはピカソを彷彿とさせるものでした。一見の価値はあります。
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