つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2023-08-31 08:38:39 | 日記
諸々を背負ひて重し秋の蝶  梅沢春雄

今日で8月は終わりです。本当に色々な事があった7月、8月でした。先日実家の姉の引っ越しの手伝いに行ってきました。何も知らされていなかった出来事に振り回された形でしたが、長い間お世話になった家も土地も売られ、姉はマンションに移る事になったのです。物凄い荷物の量にビックリしましたが、何とか運び終え、先ずは一安心です。私にとっても姉にとっても忘れられない8月となりました。今日の句は読売新聞の俳句コーナーで見つけた好きな句なので、引用させて頂きました。

    何とかなる何とかなると秋の空  つゆ草
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今日の1句

2023-08-23 08:42:27 | 日記
秋風鈴心の奥の奥に聴く  つゆ草

夜少し虫の声が聞こえる様になりました。昼間はまだ残暑ですが、夜風は幽かに初秋を感じます。来週引っ越しが決まった実家の姉から突然荷物が届き、何だろうと開けてみると、母のタンスに残っていたものとかで、コインや資生堂の手鏡やアクセサリー等など出て来て、母の匂いがして胸がシュンとなりました。いらなかったら捨ててという手紙が添えられ、行く先は決まったもののやはり心が疲れ果てて壊れてしまっている姉の文面は悲しい内容でした。
突然人生が変わってしまう話はよくききますが、前を向いて生きてゆくしかありません。厳しい初秋になりそうです。
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今日の1句

2023-08-20 09:14:56 | 日記
稲妻や牛馬山羊も怯えたり  つゆ草

昨日は八ヶ岳ハイキングと称したツアーに朝早くから参加しました。何でもハイクの日とかで、近畿日本ツーリストには驚くなかれ新宿、横浜、静岡、大阪等人が集まり、バス15台500人のツアーでした。八ヶ岳美し森を約3時間で1周し、清里に寄り帰宅の予定でしたが、出発時は良い天気でハイキング日和だったのに、いざ歩き始めると雲行きが一変し、降ったりやんだりとなり、とうとう終盤には雷と土砂降りの雨となり、本当に大変な思いをしました。途中川を渡る箇所がありスタッフに手を借りてという処では写真の様な霧が見え幻想的で良かったのですが、直後大雨となりストップがかかり渡れなかった人々は引き返したらしく、でも私達は雷雨のなかずぶ濡れになりながら約1時間歩くしかなく、恐怖以外の何物でもないという経験をした1日でした。晴れていれば初心者コースの景色の素晴らしい処で牧場などもあり、秋の草花を観ながら彼方には山々を見る事も出来、期待していただけに残念でなりませんでした。

おまけに帰宅の渋滞に巻き込まれ、6時半が9時半となり、痛い足を引きずりながら10時半に家に着きやれやれと、怪我が無かっただけ良しとした酷いハイキングでしたが、山の天気の怖さを知って勉強にもなりました。
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今日の1句

2023-08-15 09:01:58 | 日記
軍歌など歌えて母の遠き夏  つゆ草

今日は終戦記念日、78年目だそうです。昔のブログの中からこんな母を詠んだ句と見つけました。昭和3年生まれの母は85歳で亡くなりましたが、生前戦争体験を女学生の時にしたとかで、少しその時の話を聞いた事がありました。戦後生まれの私ですが、終戦後のあの状況が未だ色濃く残った日常であった記憶はあります。彼方此方に片足を失った兵隊さんの姿を見かけたし、服やお菓子はすべて母の手作りだったり、若い頃広島の原爆記念館を訪れた時の記憶も衝撃的でした。どんなに「戦争反対」を訴えても世の中から核は消えません。更には自然災害が年々激化している現実です。

昨日の読売新聞の俳句欄からこんな句を見つけ心惹かれました。

  駒草や頬摺り寄せる柵の馬  斎藤栄子

誤解が生じて実家の姉と心が通えなくなってしまいました。母が生きていたら・・と思う昨今です。
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今日の1句

2023-08-12 09:13:28 | 日記
古家の居間に御香や秋澄めり  つゆ草

縁というものを過去に何度も感じてきた私ですが、この度もまた不思議な縁繋がりがありました。先月飯田線に乗り無人駅の旅に行った話を掲載した事がありますが、そこで訪れた水窪駅の「碧」というカフェの姉妹店が都立大にあった事を思い出し行ってみましたら、丁度そのオーナーが来ていてお逢いする事が出来、何とその女性は「BISOWA」という「地球循環型で遊ぼう・・」的な団体活動をしている凄い人である事を知りました。お店は自然環境そのもので、水晶や自然素材の染め物や洗剤やら何やらを扱い、ネパールとの関係で踊りや演奏会もやってるとか、ビックリしましたが、店内の空間は本当に素敵で近くにこんなところがあるのを知らず、御香を買って毎日焚いています。たまたま来ていたらしく、吉祥寺にも、広島にも同じ様な活動の場があるとかで、不思議な縁を感じたひと時でした。
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