つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2012-04-23 06:43:36 | 日記
横浜に三島のドラマ春時雨

文学散歩で三島由紀夫の「午後の曳航」の跡を巡り横浜を歩きました。興味深かったのは、この中で講師曰く、ドラマの舞台となった港の丘公園が関東大震災の跡の埋め立て地に出来た事に全く触れていない事の指摘があり、作品を書くにあたって三島が3日程この横浜を見学して書きあげたもの故の手落ちがあったということです。話しの内容は、ふとしたことで知りあう船乗りと未亡人との恋愛、そしてその息子の登場人物によるドラマチィク展開で、三島独特のタッチで書かれているのは賞賛されても、その作品が出来る裏の過程を知っただけでも参加した価値はあったと思う一日でした。
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