つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2017-10-31 11:34:42 | 日記
茜雲鳥はくの字に暮れの秋   つゆ草

今日で10月も終りです。巷ではハロウィンとかで賑わっていますが、あの凄い渋谷の光景を撮りに行く元気はありません。又、今日は舅の命日でもあり、10月にはなんと、見内の命日が3日もあり、感慨深い月でもありました。姑はきつい人でしたが、舅は静かな何時も難しい考え事をしている様な人でした。もう30年も前の話です。今朝早く久し振りに散歩に出てみると、彼方の空はオレンジ色で、鳥がくの字を描いて飛んでいて、晩秋を感じました。暮の秋は夕方の秋を言うのではなく、冬近しという意味です。夕べは寒いというので毛布を出し寝ました。寒がりの私には辛い時候となってきました。
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今日の1句

2017-10-29 11:18:29 | 日記
朝鈴や空家の庭のその奥に   つゆ草

又台風が来てるとか、今年は台風が多いように思います。各地の被害が少ない事を祈ります。昨日買い物に行く道すがら廃墟と化した大きな家があり、荒れ放題の庭も広く、通るたびに気になる所なのですが、朝鈴がか細く鳴いているのが聞こえました。思わず奥を覗いてしまいましたが、その声がとっても寂しそうでした。あまり虫の声を聞かなくなった折、まだ頑張っている朝鈴が愛おしくなりました。何でも以前は病院だったと聞いた事があります。もったいない程の味わいのある廃墟なのです。

       廃屋に棲む孤独かな冬隣    つゆ草
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今日の1句

2017-10-27 10:46:14 | 日記
林檎煮るシナモン少し愛少し   つゆ草

林檎、柿、南瓜が、店頭に誇らしく輝く季節となりました。今日は実母の命日です。4年も経つのが嘘みたいです。幼い頃、病気の時、母は摺りリンゴを食べさせてくれたのが、姉と私の共通の思い出です。私は紅玉をシナモンと砂糖でことこと煮るのが好きで、子供達に良く食べさせていました。今朝玄関先の花に、黄色い秋の蝶が来てしばらく逃げずに留っていました。蝶は母の化身と信じているので、嬉しくて、又切なくて、ジッと見つめてしまいました。急死だったため、もっと・・、もっと・・、沢山話しをしたかったと、今でも後悔しています。人にはそれぞれ決められた寿命があると聞くので、きっと母には何か理由があったのでしょう。逢いたいです。
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今日の1句

2017-10-22 15:46:41 | 日記
若人の合唱大会天高し   つゆ草

昨日は中学1年となった孫の合唱コンクールがあり、孫がクラスの指揮をするというので行ってみました。初めての指揮は少し元気が無かったけれど、2年生、3年生達のコーラスは声も大きく指揮も見事で、学年の差を感じるものでした。3年生は本当に立派で、ソロを歌う子等は大人びた素晴らしい声でビックリしましたし、クラス別の努力も其々頑張りが見え、中学生の若き力に圧倒された秋の一日でした。又、孫のブラスバンドのトランペットも天高く響き渡るごとく、成長の姿が眩しい位でした。
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今日の1句

2017-10-18 14:58:41 | 日記
ちゃん付けで呼ばれる名前秋うらら   つゆ草

久し振りの秋日和となりました。何だかもったいなくて洗濯を沢山した後、孫の授業参観を悪いけど止めて、神代植物園に秋薔薇を撮りに行って来ました。丁度ダリアも咲いていて太陽を浴び嬉しそうに見えました。秋薔薇もほぼ満開で、付けられた名前を誇らしげに良い香りを放って、大勢の人に囲まれていました。つい先日卓球の「愛ちゃん」がお母さんになったというニュースを聞き、何とも温かい心になり、あの国民的アイドル愛ちゃんが・・と、微笑ましく思ったものです。ちゃん呼びで呼ばれる事もなくなりちょっぴりさびしい齢となりましたが、幼馴染みに逢うと今でもちゃん呼びです。そんな友が一人でもいる事は嬉しい事です。
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