つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2012-10-31 06:55:59 | 日記
秋夕陽心貧しき人包む

昨日一昨日と2日間、日本の奥秘境の一つと言われる秋山郷に友人と行って来ました。今年初めての紅葉で、しかも真っ盛りの素晴らしい光景に心奪われ、とても満足して帰って来ました。デジカメの写真がどういう訳かメガ数が大きいとかで入らず、フィルム写真が出来次第載せたいと思いますが、本当に日本の秋の素晴らしさを堪能した思いでした。マイクロバスしか行けない奥にちゃんと人も住んでいて、錦色に染まった自然が360度あり素敵でした。その秋も歳時記の上では今日で終わり、明日からは冬です。何だかこれから始まる都会の紅葉が季節がずれていて俳句にはどう詠んだら良いのでしょう・・。
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今日の1句

2012-10-26 07:08:46 | 日記
天高し一汁一菜みな旨し

食欲の秋です。取り分け茸類が好きな私は毎日のようにいただいております。先日エノキを天日に干すとイカのような食感になり栄養度も増すとか聞いたので何度かやってみたら、本当でした。我が家の柿も何とか食べられそうですし、林檎が店頭に並び、賑やかになってきました。写真の蟹は函館に行った時、こんな風に計りにかけられ売られていて仰け反った姿が面白いので一枚パチリです。鍋ものも美味しい季節です。
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今日の1句

2012-10-25 06:46:29 | 日記
ささやけば秋の日こぼれ風ほどく

朝夕冷え込む候となりました。喉が痛く少し風邪気味です。まだ紅葉は見ていないのですが、10月はもう残り少なくなってきて、歳時記ではいよいよ初冬に入ります。この夏から秋にかけ心情的にいろいろあり、いまだ胸に刺さった魚の骨が取れないような心境にいます。今一番の気がかりは、被害妄想の強い姑が悪い事が起きるとすべて私へ鉾先がきているという辛さです。昔からだったのですが歳と共にひどくなり、私は針の筵にいる毎日でさすがに胃が痛くなりました。他にもいろいろあり、結局私という人間は人に嫌われ拒絶されるなにか要因を持った欠陥人間なのだ・・等と自己嫌悪に陥るのです。でも幸い、そんな駄目な私の話を聴いてくれる良き友達が何人かいることで生き延びています。人の優しさが身に沁みる晩秋です。
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今日の1句

2012-10-23 06:33:26 | 日記
旅人は言葉探しに秋の空

昨夜、たまたま見ていた番組で、俳人が芭蕉の西への思いを追って旅するものをやっていました。義仲寺も落柿舎なる所へもまだ足を運んだことが無い私ですが、心誘われる思いで行ってみたくなりました。生前芭蕉が行った最も西の場所は明石だったという事で、俳人の旅は瀬戸内海まで及んで芭蕉の思いを偲ぶ。「たこつぼやはかなき夢を夏の月」芭蕉が明石の海を詠んだ句だそうです。
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今日の1句

2012-10-21 07:15:05 | 日記
沈黙は金と人言ふ秋の風

コスモスは大好きな花の一つで、秋桜の字の方が私はより好きです。繊細で大人しくただ微笑んで咲いている感じが何とも言えず良いのです。昨日は昭和記念公園に秋桜を撮りに行って来ました。人溢れ花達も小躍りしているかの如く咲き乱れていましたが、近づいて見てみるとやはりどの花もどこか寂しくどこか優しいのです。お恥ずかしいのですが、娘とちょっとした事で口論となり暫くの間音信不通でした。親の心子知らずの心境です。黙って耐えていれば、きっと心を解きほぐしてくれる風がそっと吹いてくる日がある、等という事をしみじみと感じた秋の風でした。
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