大谷、大谷、大谷

シェークスピアのハムレットより

松岡氏疑惑―ああ自民党の情けなさ 朝日社説

2007-03-19 05:38:04 | 社会
松岡氏がのらりくらりと説明を避けているだけではない。事務所費への疑惑がかかる伊吹文部科学相らも同様の態度を続けている。安倍首相は同僚をかばい続ける。

 あきれるのは首相や党執行部の振る舞いだけではない。有権者から見放されかねない非常識ぶりに対して、正面からもの申す動きが党内に起こらないのは、どうしたことか。

 かつては、これほど鈍感な政党ではなかった。例えばリクルート事件で揺れた88年、武村正義氏ら20人ほどの1年生議員が「ユートピア政治研究会」を旗揚げし、政治資金の内訳を公表するなど改革ののろしを上げた。議員の資産公開など提言の多くは、後に実現している。

 それに引き換え、いまの自民党は何とも情けない。小泉チルドレンと呼ばれた1年生議員は約80人もいるのに、首相との会合で「地元の有権者を納得させられない」と泣きつくのが関の山。これが「改革」を掲げる若手の姿なのか。

 連立を組む公明党もまたしかりだ。

 北側一雄幹事長は「もう少し誠実に説明されてしかるべきではないか」と松岡氏を批判してはいるが、証言拒否が許されない証人喚問には及び腰だ。

 これではせっかくの苦言も、有権者向けのポーズにしか映らない。「政治とカネ」の問題に敏感な公明党の伝統はどこに行ったのか。

 松岡氏は立法府の議員であり、法律を執行する行政府の閣僚でもある。当人が説明責任から逃げ回り、行政府の長である首相がそれを容認するのなら、国会が真相を究明するほかない。

 まず野党が求める証人喚問に、与党は応じるべきだ。松岡氏自身が「法律違反はしていない」と胸を張っているのだから、何の躊躇がいるというのか。

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マスコミも社説に書いているだけでは、世論は動かない。
安倍総理は、「美しい=醜い」と勘違いしている。
まあ、そんなところだ。

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