クハ201-156の鉄blog

鉄道全線乗りつぶし記録と撮影記のブログ
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2010年を振り返って

2010年12月31日 | 鉄道撮影記
当ブログでお届けした2010年の記事の中から印象に残る出来事を各月毎に振り返ってみたいと思います。

■2月:中央線201系 愛されて30年キャンペーン
201系が中央線を走り始めて30周年なのを記念してH4、H7編成にハート型のステッカーが取り付けられました。


■3月:ダイヤ改正~201系運用離脱
3月13日にダイヤ改正が行われH4、H7編成は定期運用を離脱しました。H4編成はこの後、定期運用に就くことはありませんでした。


■4月:さよなら中央線201系H4編成運転開始
H4編成がさよなら運転を開始。初日の4月11日は三鷹~河口湖間を往復しました。


■5月:H7編成定期運用に復帰
4月27日からH7編成が定期運用に復帰。201系のラストスパートが始まりました。


■6月:201系H4編成廃車
6月20日のさよなら運転をもってH4編成が中央線から勇退、廃車されました。


■7月:さよなら中央線201系H7編成運転開始
7月25日にH7編成のさよなら運転が開始されました。


■8月:ケヨ51編成豊田に
8月21日京葉車両センターの201系が豊田車両センターに回送され、8月22日の展示会でH7編成と並びました。


■9月:H7編成残り一ヶ月
H7編成はいよいよ残り一ケ月。さよなら運転と定期運用をこなしました。


■10月:中央線201系H7編成廃車~中央線から201系が勇退
10月14日に15T運用で定期運用を離脱。17日には豊田から松本までのさよなら運転が行われた後、長野まで回送。遂に中央線から201系が勇退、廃車され31年の歴史に幕を閉じました。いつまでも記憶に留めておきたい日です。


■11月:西国分寺~立川間高架化
西国分寺~立川間の上り線が高架化し、三鷹~立川間の全線が念願の高架化となり南北の交通渋滞が緩和されました。


■12月:むさしの号リニューアル
12月4日のダイヤ改正でむさし号が115系M40編成から武蔵野線用の205・209系に変更となり、増発されました。


今年は201系が中央線から勇退、廃車されたことが一番大きい出来事です。
また自分としては201系に絞って撮影してきた一年でもありました。
来年は乗り鉄分を多くして、より多くの路線に乗車したいと思います。

2010-12-23 鶴見線・南武支線乗車記

2010年12月23日 | 乗り鉄日記
鶴見線と南武支線を完乗してきました。
鶴見線には平成4年4月に鶴見~浅野間を乗車して以来、約18年半振り。当時の103系、クモハ12に変って現在は205系に。今回は浅野~扇町、大川支線、海芝浦支線と南武支線の初乗車を兼ねて旅してきました。

■大川支線
南武線で立川→川崎、京浜東北線線で鶴見へと移動。
旅の始まりである鶴見線のホームへ。鶴見線内は全て無人駅のため、鶴見駅には専用の改札口が設けられている。また祝日の朝ではあったが通勤客の姿が見られた。さて、鶴見線は本線と2つの支線から構成されているため、3つに分けて乗ることにした。まずは7:55発の709Bで大川へ。
・鶴見駅鶴見線線用改札
・鶴見線ホーム
・709B:ナハT16編成


電車は安善を過ぎて武蔵白石の手前で右に分岐して大川支線へ入線。クモハ12が走っていた頃は武蔵白石駅にも停車していたが当時のホームは17m車しか停車することが出来ず、103系に置き換え時ホームの構造を変更し、既存ホームを撤去したため通過駅になってしまった。


8:08大川に到着。
折り返しの時間までの約8分間を利用して駅周辺を観察。駅構内は1面1線の他、2線分のヤードがあるが枯れた雑草が生い茂り、ここ最近使われている形跡はない。駅周辺は工場以外に何もなく不思議な駅。大川駅発着の休日ダイヤは朝2本、夕方1本しかない。ここから武蔵白石まで徒歩15分の案内看板があり、日中は同駅まで徒歩で移動するしかないようだ。
・大川駅舎
・大川駅標準発車時刻表
・808:ナハT16編成


■海芝浦支線
大川駅を後にして国道駅へ。
昭和の空気が漂う高架駅。ホームはカーブ形状になっており2面2線。扇町方のホーム間に掛けられている架線支柱は昭和18年製。階段を降り、改札を出るとモダンなアーチ形状の通路が広がり懐かしさを感じさせる空間となっていた。
・国道駅と国道15号(第一京浜)
・アーチ形状の改札前通路
・改札口
・扇町方から望むホーム全景、手前の架線柱が昭和18年製


8:44発の803Bで海芝浦へ。
電車は浅野駅手前で右に分岐し海芝浦支線へ。大川支線と違い、浅野駅は支線専用のホームがあるため電車が停車が出来るようになっている。浅野駅は本線の1面2線ホームと支線の2面2線ホームから構成されている。


8:53海芝浦に到着。
ホームに降り立つと目の前は直ぐ海。京浜港、鶴見つばさ橋、大黒埠頭、ベイブリッジが見渡せる絶景だ!そしてこの駅、有名ではあるが関係者以外駅の外に出ることは出来ない。駅に直ぐ隣接して「東芝京浜事業所」の従業員口となっている。しかしその直ぐ横は「海芝公園」となっており、東芝社のご好意によって作られたミニ公園があり、一般の入場も可能である。開園時間は9:00~20:30。
・海芝浦駅全景
・ホーム先端にある海芝公園、右手は東芝京浜事業所の従業員口
・海芝浦駅のホーム
・ホームから望む京浜港、鶴見つばさ橋他


■扇町へ
旅もいよいよ後半に。海芝浦駅を後にして一旦鶴見へ移動。
・鶴見線3番線ホーム
・鶴見線ホームから見る専用改札
・1005:ナハT12編成


10:00発の1005で扇町へ。
浜川崎を過ぎると左手に貨物ヤードが広がる。太平洋セメントのホキ10000、タキ1000、タキ43000が留置されていた。電車は右に大きくカーブして昭和駅、貨物線と並行しながら扇町駅に到着。
扇町駅も大川、海芝浦と同様に1面1線の終端駅。貨物線はさらに工場へと伸びている。駅構内にはJR貨物の扇町駅も併設されていた。今回は見に行けなかったがJR東日本の川崎火力発電所が近くにある。
・扇町駅全景
・扇町駅舎
・扇町駅ホーム
・1004:ナハT12編成
・工場へと続く貨物線


■南武支線
10:30発の1004で扇町を後にして南武支線の始発駅である浜川崎へ。鶴見線とはホームが別なため一旦改札を出て道路を渡った直ぐ向かい側にある。
南武支線はワンマン運転の205系1000番台2両編成で運行されている。
・左が鶴見線、右が南武支線
・南武支線浜川崎駅ホーム
・1013H:浜2編成


10:47発の1013Hに乗車。川崎新町、八丁畷と停車し尻手に到着。
・尻手駅名票
・尻手に停車する折り返し1012H
・尻手駅ホーム


この後、1011Fに立川まで乗車して今回の旅は終了。

2010-12-18 八高線・両毛線・水戸線乗車記

2010年12月19日 | 乗り鉄日記
12月18日、八高線、両毛線、水戸線に初乗車しました。

■青梅線、八高線で高麗川へ
空気が冷たい師走の朝。立川駅に着くと武蔵野線が人身事故で運転見合わせとのアナウンスが聞こえた。当初高崎へは大宮経由で行こうと思っていたので八高線経由にしておいて良かったと実感。
立川7:32発の705デで拝島へ向かう。4両編成、土曜の朝とあってか学生や通勤客でE233系の車内は程良く混雑していた。
拝島からは八高線の761Eに乗り換え。205系の車内は座席が全て埋まる程度。8:16に高麗川に定刻通り到着。

705デ:青467編成

761E:ハエ84編成


■八高線で高崎へ
地下通路を渡って231Dが停車する2番線へ。2分の乗り換え時間しかないため慌しい。キハ111と205系の並びを撮って車内に入り、座席に座ると間を持たずに発車。ディーゼルエンジンをうならせながら8:18に高麗川駅を後にする。
高麗川より北は非電化区間。車窓からは田や畑、秩父の山並と、のどかな風景が続く。群馬藤岡を過ぎると上越新幹線の高架橋とクロスし、北藤岡のあたりから高崎線と合流して倉賀野へ。ここまでが八高線。列車は混雑を増して終着の高崎駅3番線に定刻通り到着。

左:高麗川にて並ぶキハ111と205系 右:キハ111の車内

左:寄居~用土間の車窓 右:神流川


■両毛線で小山へ
高崎到着後は新しく出来たイーサイトや東口の駅舎などを見学して447Mが停車する5番線へ。4両の115系が停車中で、来年7月~9月に行われる群馬DCのラッピングが施されていた編成だった。群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が可愛い。
10:06に小山へ向けて定刻通りに発車。新前橋までは上越線の線路を走り、両毛線は右に分岐。しばらく住宅街が続き次第にキャベツ畑や山が広がる車窓へと変化。伊勢崎と栃木は近代的な高架駅。前橋、桐生、足利、佐野、栃木といった北関東を代表する街を走りぬけ小山駅6番線に定刻通り到着。

高崎駅東口は12月12日にオープンした「イーサイト高崎」として開業したばかり

447M:T1090編成

左:伊勢崎駅 右:国定~岩宿間の車窓


■水戸線で友部へ
小山到着後は新幹線駅舎のある西口や東口の駅舎などを眺めた後、水戸線のホームへ。ちょうどお昼なのでホームにある駅そばの「きそば」で昼食。なかなか美味しい!
昼食を食べ終わり749Mの車内へ。415系1500番台4両はロングシート車。発車時点で全ての席が埋まる程度の乗車率だった。
12:36に友部に向けて定刻通り発車。小山を出てから少し走ったところで交直セクション通過のために一旦車内が一部を除いて一時消灯。切り替わって無事小田林に到着。水戸線は友部まで直通で乗車する人は少なく、途中駅での乗客の入れ替わりが多かった。車窓は小山を出てしばらくは住宅街が続き、次第に田園と山並みに変っていった。約1時間ほど走って友部に到着。

小山駅西口は新幹線の高架下に駅ビル「バル小山」がある

749M:K542編成

下館~新治間の車窓


■土浦~柏~北朝霞~立川
3路線を完乗し終えて、友部13:46発556Mで土浦へ。強風による影響で3分程遅れていた。

556M:K451編成 友部→土浦


土浦では駅舎や駅ビルを見た後、14:32発の3398Mで柏へ。

土浦駅西口は駅ビル「ペルチ土浦」になっている

3398M:K408編成 土浦→柏


15:11発の1512Kは203系が来て一安心。メトロ車でなくJR車で無事乗り継ぐことが出来た。新松戸からは15:22発の1564Eに乗車。北朝霞で一旦下車し、16:04発のむさしの号に乗り換えて立川へ直通。

1512K:マト51編成 柏→新松戸

1564E:M9編成 新松戸→北朝霞

2668M(むさしの号):M4編成 北朝霞→立川

国立~立川間から望む黒富士


早々と日も暮れた16:32に無事到着し今回の旅は終了。

2010-12-11 大糸線乗車記

2010年12月12日 | 乗り鉄日記
大糸線に初乗車しました。

■あずさ3号で南小谷へ
毎日1本南小谷まで直通している「あずさ3号」に立川より乗車することにした。この列車は千葉始発でもあり、定期のあずさ号としては最長距離を走る。
15分ほど前に立川駅に到着するが、「中野駅にてお客様が転落した※」というアナウンスが流れ中央線快速にダイヤ乱れが発生。「あずさ3号」は所定の7:53発が約25分遅れて8:15に立川を発車。高尾までは先を走る各駅停車の直ぐ後続ということで遅れが3分ほど拡大し28分遅れに。山線区間に入ると松本までは順調だったが遅れは回復することなく27分遅れの10:50に到着。後2両を切り離した後直ぐに発車するとのアナウンスだったが、長野からの普通電車1222Mが強風のため遅れており、その接続を待ってからの発車になるとのことだった。
1222Mが11:03に松本に到着し「あずさ3号」は37分遅れの11:04に松本駅を発車。
※金曜日に飲酒した男性会社員(26)が土曜日の朝、帰宅途中に誤って転落したが、レールの間に倒れ電車が頭上を通過して助かったとのこと。

松本駅で1222Mの到着を待つ「あずさ3号」


松本駅から先は初めてである大糸線。車窓からは虹が見えたり、雪化粧した壮大な山脈などが見え始め景色も一変。平野部でも積雪していた区間があり冬を感じさせる車窓であった。途中の穂高では先行していた「リゾートビューふるさと号」のHB-E300系を追い抜いた。


■南小谷に到着
南小谷には最終的に34分遅れの12:16に到着。

所定時刻通りであれば600m先にある社界標の確認やおたり名産館のお蕎麦を食べる予定だったのだが、折り返し時間までには時間が足りず、残念ながら駅から離れることを断念。
さらに所定なら糸魚川方面に行く西日本の気動車とE257系の並びも撮れたのに遅れの影響がさらに…。
遅れたことによって糸魚川方面への接続が出来なかった乗客への救済として、駅が手配したタクシーに乗り込む姿が見られた。
折り返しの時間までは駅スタンプ押印や駅前、駅舎、ホームの観察などで過ごすことにした。


■信濃大町へ
折り返し13:00発の快速で信濃大町へ。交換予定の列車が遅れてるということで7分遅れの13:07に発車。2両編成のE127系100番台はワンマン運転で、車内は西側がクロスシート、東側がロングシートの配置となっている。


信濃大町には途中の停車時間が省略されて2分遅れまでに回復しの13:49に到着。
松本行きの時間までは同じく駅スタンプ押印や駅前、駅舎、ホームの観察などで過ごす。


■松本へ
所定の14:13にブレーキ緩解音が聞こえたが何やら発車しない。1人の乗客がホームでドアを無理矢理開けようとしている。その乗客が自分の席辺りに近づいて、手をあげて指を差していた。網棚を見てみると自分の真上にリュックが。「そうか、忘れたんだ!」 とっさに窓を開けてリュックを渡してあげた。列車は直ぐに発車!リュックを忘れてしまうなんてうっかりも良いところだな。
1分ほどの遅れだったので、列車は行く程に回復して所定に戻ったが一つ手前の北松本では、松本駅発車の交換列車が遅れたためにしばらく停車。松本で乗換え予定の「あずさ24号」が15:19発なので乗れるかどうか心配になってきたが、4分ほどでその列車が北松本に到着し信号が切り替わって直ぐに発車。松本には15:16に無事到着。「あずさ24号」発車3分前であった。ギリギリセーフ!!

■あずさ24号で立川へ
松本での乗り換えも無事終了して、立川へ。車販のコーヒーを飲み終え、疲れていたのか車内ではうつらうつら。17時前には日も暮れて車窓は夜景。17:40に所定どおり立川に到着。今日乗った列車で唯一ダイヤどおりの列車だった。

12月4日ダイヤ改正~むさしの号リニューアル

2010年12月05日 | 鉄道撮影記
12月4日にダイヤ改正が行われました。
この改正のメインは何と言っても新青森駅と東北新幹線の全線開業!来年のダイヤ改正での「はやぶさ」の登場が待ち遠しいところです。

そして身近なところでは中央線特急列車の到達時分短縮と中央線快速のデータイム発車時刻の統一、中央・青梅ライナーの一部廃止、変更が行われました。

またメインとなるのが「東京メガループの利便性アップ」として、武蔵野線と大宮駅を結ぶ直通列車「むさしの号」の増発と「しもうさ号」の新設が行われました。両列車とも武蔵野線用の205系・209系500番台が使用されます。

「むさしの号」はダイヤ改正前まで豊田車両センターの115系6両(M40編成)により、平日は「快速むさしの号」、休日は「ホリデー快速むさしの号」として運転されていましたが、「むさしの号」として統一。車両も前述の武蔵野線用の205系・209系500番台に変更され、大宮行き4本、八王子行き3本に増発されました。

改正後の今日、早速夕方の「むさしの号」に乗車してきました。

2669M:M36編成 八王子→大宮
八王子駅3番線に停車する「むさしの号」。八高線、横浜線に次いで八王子駅に入線する205系ラインカラーが増えた。この3並びのを撮るのは困難ですが…。
またM40編成の様に使用車両は固定化されず、京葉車両センター所属の武蔵野線用編成がローテンションで使用される様だ。


夕方の2668Mは立川5番線着発。青梅行きを接続してから発車する。


車内のダイヤ改正中吊り広告。メガループの外側から東北・上越方面の新幹線に乗車するには東京駅より大宮で乗り換えた方が利便性が高い。


しもうさ号新設、むさしの号増発に伴いドア上の「停車駅のご案内」も改訂された。
西浦和にはむさしの号、しもうさ号何れも停車しないことが一目でわかる案内図だ。


205系「むさしの号」の側面幕と前面幕。パープルの枠に黒字で「むさしの号」。フォントも国鉄方向幕書体を採用。



立川駅の足元乗車案内表示。「むさしの号」が8両編成化されたことを実感。


201系が引退してしまった中央線ですが、どことなく似た??205系が中央線を走行するということで楽しみな存在になりました。

一方で貴重なサハ115を含むM40編成の去就が注目されます。