THE READING JOURNAL

読書日誌と雑文

「トモギ村に栄光!」

2008-11-10 | Weblog
遠藤周作と歩く「長崎巡礼」 遠藤周作 芸術新潮編集部 編

「沈黙」の舞台を歩く その一 【旧外海町+大村】トモギ村に栄光!、コラム キチジローの信心戻し①、コラム キチジローの信心戻し②

まずは、『沈黙』の前半の舞台となるトモギ村(旧外海村)を歩く。
ここでは、
  1. 枯松神社
  2. 黒崎教会
  3. 遠藤周作文学館
  4. 沈黙の碑
  5. 外海歴史民俗資料館
  6. ド・ロ神父記念館
  7. 旧出津救助院
  8. 出津教会
  9. 野道キリシタン墓地
  10. 鈴木牢跡
  11. 大村純忠史跡公園
を訪ねる。

旧外海村は『沈黙』及び『女の一生・二部』の舞台となった所である。
ココにある枯松神社は、全国に三つしかない切支丹神社でサンジュアンが祭られている。また海に面した崖の上には遠藤周作文学館があり、ここのバルコニーからは、『沈黙』の主人公である、ロドリゴが上陸した外海が見渡せる。丘の下には、沈黙の碑も立っている。
明治になり、外海にはマルコ・ド・ロ神父が宣教のために赴任してきた。ド・ロ神父は、人々を貧しい暮らしから救うために、農法を教え、イワシ漁を推進し、孤児院を作り、さらに救助院という施設を作っていろいろな技術を教えた。