イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

アニタの絵

2005-07-03 04:14:56 | Weblog


この前、路観のミーティングの帰りに定食屋に寄ったときの事を書いていなかったっけ。実は書くのにちょっと勇気が必要だったんだけどね。

僕たちが食事していたら、ちょうどそこに入ってきたのが同じ大学の面子だった。といっても、この店の客といえばうちか、隣の大学の学生がほとんどなわけだけれど。その中の1人が僕に声をかけてきたので振り向いたら、それがアニタって子だった。

その名前は本名なのかニックネームなのかしらないけど、彼女はいわゆる帰国子女で、本当ならあんまり僕とは接点がない。たまたま去年の学園祭でポスター貼りをしている時に、僕の描いた絵を見て声をかけてきたのが彼女だった。なんていうか、共通の趣味があるとこういう風につながりができてくるのが面白い。

アニタは僕よりずっと本格的に絵をやっていて、風景とか静物なんかをスケッチしても大層うまいので、休み前に会った時に、例によって秀虎の似顔絵をリクエストしておいたんだ。実は坂田君に描いてもらってから、絵のうまい友人に会うごとに同じリクエストをしていて、これが最近の僕のちょっとした遊びになっている。ちなみにこの遊びには、本人や写真を見ないで印象と記憶だけで描くっていう、僕が決めたローカルルールがある。

それで、ちょうど僕を見つけたアニタは、出来上がった絵を見せてくれたわけなんだけど。それが実に、…って僕がいろいろ言うより見てもらったほうがいいよね。



僕はこれを見てひっくり返りそうになったんだけど、本人を知らない皆にその気持ちを理解してもらうのは難しいかな。アニタの絵のうまいのにもびっくりしたけど、彼女からみた秀虎がこうだっていうのにもなんだか驚いた。似ているかどうかって言われたら似ていると思う。居合わせた路観の連中もこれを見て大騒ぎになったんだけど、その騒ぎの内容も説明しにくい。怖いけどそこが似てるっていう奴もいれば、男前すぎるっていう奴もいるし、そもそもアニタ本人と描いた絵のイメージにギャップがありぎるって言う奴もいる、っていう具合だ。

さらに(僕にとって)恐ろしいことに、彼女はもう一枚絵を仕上げていてくれた。…お察しの通り、僕の顔だそうだ。これについては、もうノーコメントで勘弁してね。似ているかどうかとか、そんなこと僕自身じゃよくわからないもの。でもなんだか皆には怒られた。これを書いている間も実はちょっと動揺しているので、今日はこのへんでアデュー。