月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

涙…涙…のはなし

2011年12月06日 21時24分39秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
昨日お参りさせていただいたご法事は、ご主人の満中陰(四十九日)のご縁でした。

奥様が泣かれるのです。

少し話しては泣かれ、また話しては泣かれ、おつとめをしては泣かれ…

娘さんやお孫さんに支えられ、がんばっておられるのですが…

涙はまだまだ溢れます。


ご法話で、阿弥陀様の摂取不捨(ずっと私と一緒にいてくださる)のおはたらきや、いますでに仏さまとなってはたらいてくださっているご主人様のことをお話しさせていただきました。


涙いっぱい泣かれているときは、次に立ち上がるための屈伸の期間なのではないでしょうか?
また強く高く飛び上がるための…


背を丸め、膝を折って、涙いっぱい泣かれる奥様につきっきりで膝を折ってくださる阿弥陀様が…
まわりを取り囲んでくださる仏様方々が…
一緒にいてくださいます
だから、大丈夫!!
いっぱい泣いてください。

そうお話させていただきました。


ご縁が終わった後、奥様は、
「坊守さん、私が自分で小豆を炊いて、ぼた餅を作った時、ようやく立ち上がったと思って…」
と、一瞬気丈な目で仰られました。

待っています。おばちゃんのぼた餅!
ご院さんも、息子も、両親も、みんな大好きなんですから…!

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