唇を噛みしめ・・・
お腹を痛めて恵まれた命。
そんな命が親より先に往生することのしんどさ・・・
お参り下さる方々の対応に追われバタバタしておいでになられます。
これでいいのかもしれません、バタバタしているからこそ気が紛れるということもあるのでしょう。
自宅でのお葬儀となりました。
着替えをさせていただく為に居間をおかりしました。
「松山まで行ったり来たりしていたので散らかしていますがすいません」
「大丈夫です、お借りします」
準備をしながらいろんなことを考えていました、
子どものことを思い、ウロウロになったことだろなぁ~・・・
どうしよう・・・どうしよう・・・って姿が見えるようです。
切ない空気が流れます。
今頃、どうされているのでしょう・・・
気丈に振舞われておられたお父さん、
ゆっくりと別れを惜しむこともできず、あっと言う間に白骨になってしまった息子さんの側で肩を落とすお母さん。
ご夫婦で涙されておられるかもしれません。
かけてあげる言葉も見つからず急いで帰ってしまった無力の住職。
ダメ親父でも二人の子どもの姿をマジマジと見たことでした。
大切に生かさせていただこう・・・な!
かける言葉を探すより
涙こらえるのに必死で。
こう見えて
かなり涙もろい住職なのです。
目からぽろぽろ
なみだ様かな…
やっぱり優しい人ばかりです。
「目からポロポロなみだ様」感動します。
一緒に泣いて下さるおはたらき、そんな住職さん、最高にかっこいい!
会いたくなります。