すすり泣く声が・・・
悲しいのでしょうね、背中にすすり泣く声を聞きながらお勤めさせていただきます。
写真を見ては、信じられない現実に向かわれます。
そんな今の辛さが分かるのでしょうね、身近な方々が集ってくださいます。
まるで、消えかかるマッチの灯を風から守るためにかざす柔らかな手のように、皆さんが優しく集ってくださるのです。
その悲しげな声を止めるのではなく、そっと寄り添いながら守って下さる。
その悲しさがよく分かるから、そっと・・・
だから安心して泣くことが出来る・・・
そんな日々を重ね、やっと持ち上がる目線の先には優しい微笑みの阿弥陀さま。
「ここにおるよ・・・大丈夫だから・・・安心なさい・・・」
ず~と支えて下さるあなたのおはたらきの上に安心の人生があったことです。
「冬至」という言葉を聞き、寒さが本格的になってきました。
この寒さに身動きも取れず、身を屈めながら消えそうになる心を守るのです。
じ~っと、守るのです。
生きる不安を抱えつつ、じ~っと・・・
必ず必ずきっとくるはず、
「グ~ン」と手足を伸ばし「生かさせていただいていたんだ」そう思える日が・・・
あなたがず~っと寄り添っていてくれたから、寒くなかったんだって・・・
一人ぼっちの冬じゃないよ!