お見通し・・・
坊守が広島に出張しているので、寂しい夕食となります。
私も息子もあまりベラベラ喋る方ではないので、何を話してもあまり広がりません。
坊守がいると息子の話も広がるのですが・・・
申し訳ないことです。
私は大好きな調味料があって、何でもそれをかけてしまうのです。
その度にいつも坊守に怒られるのです、「全部、その味になるでしょう！」
それもそうだよな～って思うのですが・・・
好きなんだから仕方がないのです。
今日も夕食の時に、「そうだ・・・」って思いつつ冷蔵庫の前に。
冷蔵庫なんて開けない私は、何がどこにあるやらさっぱり分かりません。
「多分、冷蔵庫の中にあるんだろうな～」って思いつつ立てども分かりません。
「右の真ん中奥！」って息子。
探し求めていたものが、当にそこに鎮座しているのです。
「お～っ、よう分かったね！」
「お見通しよ！」
テーブルを立った段階で分かっていたんでしょう・・・
思わず笑ってしまいました。
坊守によく言われます、「分かりやすい行動パターン」だと。
単純なのは頭だけかと思いきや、行動までも単純でした。
もう、いいようにコントロールされているんでしょうね・・・
こうすれば機嫌が良い・・・
この時はこうすればいい・・・
この手の上で小難しいコイツは機嫌よく生かさせていただいています。
うちでも息子と二人っきりになると
会話ないです…。
いろんな意味で
母親の偉大さを痛感しますよ。
子供が小さいとき
帰宅した子供たちは
私が出迎えると必ず
「あれ、お母さんは？」って
絶対聞いてましたし（内心ムスッ）
逆に
「お父さん今日、飲みで留守よ」
子供たち
「やったー」と…（涙）
子供にとって
お母さんの偉大さ（喜び）を
世のお母様方は自覚して欲しいと思います。
毎月、幼稚園の誕生会で
園児にお話をするんですが
私の中では
後ろに控えるお母さんに向かって話してます。
ノーリアクションですけど…。
男同士ってそんなもんですよね。
やっぱり母親に話すのと父親に話すのって違うのでしょうかね～。
自分では親父親父しているつもりはないのですが、「ムスッ」ってしているので話し辛いのでしょうね。口下手だし、話してもつまらないのだとおもうのです。話、捻らないし・・・
「お母さんは？」ウチもそうでした。懐かしいって言うか今でもそんな感じです。
誕生会ということですけど、園児に話しつつ若い（？）お母さん方々にも聞いていただける機会があるということはいいことですよね！
こんな時代だし如何にリアクションをこっちに向けさすか・・・そりゃあ、AKB48も出しますよね！
お寺の幼稚園の有難さですよね、日々、手を合わせることすらなく終えていく親子が多い中、ひと時そういう時間があるということは最高ですよね！
毎月のことでプレッシャーもあることでしょうが願生って下さい！
中には、今日は園長先生のお話があると喜んで来られているお母さんもおられるかも・・・
オレ、聞きたいし！
ほとんどの家庭に
仏さまがない現実。
卒園したら
仏さまの前に座る機会が
それほどないだろうとなと思うと
ちょっと寂しいですけどね。
お話はネタ切れ状態です…
いのちの大切さや親の恩
お念珠の取り扱い方等々
定番の話なので
そんなにたいしたことしゃべってません。
逆にこどもたちが食いつきすぎると
収拾がつかなくなりますしね。
ま、うちはそんなに宗教色を出してる
園じゃないですけど
何か一つでも心に残るといいなくらいですね。
「あっ、これって園長先生が言ってたことだ！」っていつの日か何かの時に「フッ」っと思い出すことってあると思います。
以前、お爺ちゃんのお通夜の時にご法話させていただいた後、娘さんが来て下さってこうおっしゃるのです、「ご住職さんのお話を聞いて息子が言うのです、園長先生の話と似てるねって・・・」
その時思ったのです、「あ～、幼稚園や保育園で仏さまの話を聞けていいな～って・・・やっぱり何か考えながら聞いてくれているんだ。」って。
大切なご縁ですね！願生れ、園長先生！