月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

贅沢三昧

2012年01月04日 21時51分28秒 | 仏々相念(住職日記)

昔と比べて・・・

 

寒い一日となりました。

あれあれと言う間に道路までも薄っすらと積もるほどに・・・

これでパニックになるのですから、不慣れというものも辛いものです。

昼からのご縁に向かうのにギリギリ状態・・・

時間に余裕を持って出たものの隣町吉田町に向かうまででも渋滞が・・・半分諦めます。

帰省渋滞でもないようなので薄っすらと積もる雪なのでしょうね。

明日は大丈夫なのでしょうか・・・

 

こんな寒い中、午前中は本堂にお参りになられました。

コートやジャンバーも脱ぐことが出来ず、慣れたもので毛布持参でした。

ご夫婦が毛布を掛け合って暖かそうです。

心を一つにして阿弥陀さまの前にお座りになられます。

「お爺さんのことを思い出しながら座らせていただきました・・・」

昔の生活の有様・・・

「寒くてね~、焚く木が無くなり寝座を剥いだこともある。そんな時代から比べると今の時代は・・・」

 

「欲しい欲しいが止まりません…もっともっと欲しい」そんな日常。

法友曰く「欲しい欲しいのなか、必要なものって少ないよね・・・」

本当に・・・

 

これがあれば幸せになるんじゃないか・・・

あれがあれば幸せに・・・

隣の人を見ては羨み、自分と比べては愚痴を言う。

 

今一度見つめてみようよ、何が一番幸せなのだろうか・・・

何気ないことなのかもしれません。

 

例えば、

会いたい友に出会い嬉しくて楽しくて、「よかった、また願生ろう!」そんな気持ちが伝わるのか目の前にいる娘の顔が優しく微笑む・・・

しかめてばかりの外面親父が、本当に嬉しそうにしてたのでしょうね・・・「よかったね!」そんな思いで一緒に喜んでくれる。

そんな温もりに出合うことこそ、「最高の贅沢」なのかもしれません。

 

どこまでも「欲しい欲しいの人生」ですが、足元を見つめながら大切に生かさせていただこう!

 


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