月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

阿弥陀さまのはなし

2015年03月25日 22時19分00秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


お茶のお稽古をしている保育園の園児さんたちが、卒園のご挨拶にお寺に来てくれました

お揃いの赤い帽子をかぶって♪

お稽古の時の写真やお手紙を手渡していただいて、みんなが口々に

「忘れないでね~」
「もう来られないのがさみしい~」

なんて、可愛いことを言ってくれました

そして、「いちねんせいになっても、がんばりま~す」

と、大きな声で伝えてくれて、さようなら♪

赤い帽子が列になってお寺の山門をくぐります

すると、ひとりの男の子が

「あ~っ!極楽の神さまだ~!」

と、境内の阿弥陀さまを指さして言いました

その声に、みんな振り返り大きな阿弥陀さまを見上げて

「ほんとだ~」
「神さまじゃなくて、仏さまだよ~」
「絵本で見たことある~」
「アミターユスアミターバ王だ~」

これには私もびっくり!

「みんなよく知ってるね~、この仏さまはアミターユスアミターバっていうお名前でね、阿弥陀さまというのよ~」

と、お伝えすると、先生が

「阿弥陀さまって、いつもみんなのそばにいて、みんなを見守ってくれていますって、絵本で読んだね~」

とお話ししてくださいました

「こんなところにおった~っ!」
「近くにおった~っ!」


こんな楽しいやり取りを、阿弥陀さまは喜んで聞いてくださっていることでしょう♪


仏さまの話が通じにくくなった…って…案外僧侶の方の思い込みかもしれませんね~(^-^)