臨命終時

親とは・・・

意識が無くなろうとも子の呼びかけに答えようとするのです。
「かあちゃん」の声に・・・
ここにおる、を伝えようとするのでしょう・・・
安心させたいと思うのでしょう・・・

恐れおののくこの私を、憩いの家となり包んでくださる。

これからも一緒です、ず～と・・・

有難いな～、南無阿弥陀仏。

彼岸花の葉のはなし

今日は境内の花壇の手入れをしました。
そろそろ、春に楽しめるように球根や苗を植える準備をしなければなりませんが、
まだ夏の花が一生懸命に咲いてくれているので、引き抜くこともできず、
お花の間で伸び放題に伸びている雑草を引くことにしました。

こおろぎの鳴き声が、りりり、りりり…と聞こえます。

草の中に手を入れると、こおろぎがピョーンと跳び出てきます。

あらら、ごめんよ。
君たちには草むらもいるわよね。
と、こおろぎにお詫びをしながら草引きを続けていますと、

あれっ？ なんの葉っぱかなあ？
見たことのない葉っぱです。

記憶をたどると、
そうそう、去年彼岸花の球根を植えた場所で、花が咲かなかったからもう球根もだめになってしまったのだろうと思っていたその場所です。

彼岸花の咲き方は独特で、葉っぱよりも先に茎が出てきて花を咲かせます。
花がおわったら葉っぱが出るのです。

この彼岸花は今年は花を咲かせることかできなかったけど、
ちゃんと、土の中で準備が整えられているんですね。

たいしたものです！

来年の秋のお彼岸の頃が楽しみです！