役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

おもしろい日テレのドラマ

2012年01月22日 10時31分18秒 | Weblog
最近日テレのドラマが面白い。
夜、ホテルでテレビを付けると
報道番組は同じ内容ばかりなので
1回観たらそれで十分なので
ドラマを選択することが多い。

日テレドラマが最近のお気に入り。
タイトルからして面白い。
小馬鹿にしたようなタイトルが実に良い。

家政婦はみたでなく家政婦のミタだったり
理想の彼氏、絶対彼氏でなく理想の息子と
立て続けに面白いものを放送しているように思います。

今回は珍しく1話から観てしまいました。
理想の息子。

ジャニーズのタレントらしき男子がいっぱい出て来て
どうかと思ったのですが
内容が面白い。
とりわけ惹きつけられた言葉が
「マザコンじゃなくかぁちゃんが好きなだけだ」
という部分。

世の中昔から
マザコンが
“気持ち悪い”という風潮が趨勢を占めていますが
個人的には、
男はほとんどがマザコンだと私は思っています。

では
マザコン男とはどういうものなのか・・・。
仮に定義すると
“なよなよして
 母親がいなければ
 何もできない男のこと“”とします。

世間で言うマザコン男

本当に実際のところ存在するのでしょうか。
こういうイメージのマザコン男を
私は実際に見たことが無い。

なよなよ系はいっぱい見たことが有るけれど
それは今で言う“オネエ系”であって
マザコンではなかった。

小学生から大学まで
思い出してみて・・・

クラスにもクラブのメンバーにしても
誰ひとりいなかったような気がします。

社会人になっても
かなり多くの人と出会いましたが
20年間誰ひとりとして
マザコンに出会わなかった。

実際にいるのは少数であって
結局
これって誇張表現を面白おかしく
マスコミが取り上げて作った
偶像のようなものではないでしょうか。

例えば、
恋人同士で
女子の方は
自分を世界一だと思ってほしいのに
母親の方を大事にする
そんな男を揶揄して
マザコンと名付け
それが面白いから共感を呼び
マザコンと言っているだけではないでしょうか。

考えてみれば
自分という存在を生んでくれたのは母親であって
それを感謝するのは人として当然であると思う。
そして、
育ててくれた親を尊敬する心と
家族愛が強くなって愛情が深くなるのは
ある意味必然であるようにも思うのです。

男にとって
恋人と母親を比べることなど
絶対あり得ない話で
更にそれに対し
答えを要求するなど
鼻からカレーうどんを食べろと言っているのと
同じことだと思うのです。

どちらも大事に決まってる・・・。

こういった男を
上記の定義で決めたマザコンに含むのなら
“マザコン男”
世の中のほとんどがそれにあたる
と私は思います。

更に面白いことに
マザコン男を創り出すのは
女性という事実です。

マザコン男は気持ち悪いと女性はいう
でもそう育てたのは女性である母親・・・。

そういう話をプロのルポライターが
雑誌が売れるように作り上げ
世間に共感されるように偶像を仕立て上げたように思うのです。
それを見聞きした男の方は
マザコンと言われて笑われたくないから
自己防衛で誰かを見つけて攻撃するのではないでしょうか。

私はマザコンは
愛すべきだと思います。

例えば、
逆境に立ってしまった男が
苦しくて助けを求めるとき
「おかぁさ~ん」と叫んで
人目をはばからず泣きっ面の弱い面を見せる・・・

マザコンの典型・・・

でも
そう叫びたいけど
そこは我慢して何も言わない
心を見せない
表情にも見せない
でも心の中では
同じように「おかぁさ~ん」と叫んでいた場合
こんな場合は
マザコンに該当しないのでしょうか。

戦時中の特攻隊で
出発前は勇ましく
敬礼して離陸したものの
戦艦に特攻するまで
「おかぁさ~ん」と叫んで
泣きっ面でわめき散らして
特攻して行ったら
それはマザコンでは無いのでしょうか。

見えて無ければ
マザコンで無いのでしょうか・・・。

もう一方で別の側面もあると思います。

徴兵制も無く
危ないことは何でも遠ざける今の子供や学生生活
現実に危険が有ることすら絵空事
平和な世の中で
危ないことはさせないで育ち大人になる・・・。

危機的な局面や逆境に出会いもせず
経験せず大人になって・・・

本来、人は
それを乗り越えて成人して行く・・・。
その過程を全部排除して
実際にそういった局面に出会ったら
経験していない分
余計に
誰かに助けを求めたくなる・・・
それが人間というものでしょう
私はそう思います。

誰でも怖いものは怖い
助けてほしいと思うものです。

それが
平和過ぎて
裕福過ぎて
大人が責任取りたくないから
子供が危険に対応する能力を育てることを放棄した・・・。
「怪我したらどうする」
「子供の将来に傷が付いたらどうする」
そう言った言葉で・・・
逃げる・・・。

だから
子供の危険の経験値が
かなり差が出ているのが現状なのでしょう。
家庭での経験値が普通は子供にとってそれがすべてで
大きくなるに連れて
社会経験と同一化されて大人になるのが一番良いのです。

平成の現代
大人になっても箱入りで
社会経験値と家庭での経験値の同一化が
ほとんど進んでいず
危機的な状況の退避能力が
欠如している人が多いようにも思うのです。
それを持っている少数の人が
持っていない多数の人を揶揄したくなる
揶揄されたくないから
多数の分類に入りたくないから攻撃する
そういった面もあるように思います。

おっと、
ドラマの展開とは
少々異なる話になってしまいました・・・。

そういったものを
ドラマで
面白おかしく表現してくれているから
今回の日テレドラマは面白い。

それと
女優鈴木京香氏がまた良い味を出している。
彼女を初めて見たのは
“奥さまはエッチだったのです”と
最初のナレーションにこのフレーズが入ったドラマ
タイトルは忘れましたが
沢田亜矢子氏と嫁姑バトルを
コミカルに繰り返すドラマだったような・・・。

まぁホテルに滞在している時しか観ないので
今回のクールも
半分くらいしか観ないでしょうが
楽しい展開を期待します。

。。。。