役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

司会進行のうまさ

2012年01月15日 22時48分08秒 | Weblog
テレビを観ていて
明石家さんまさんの司会ぶりに
本当に面白さを感じます。

島田紳助氏の司会ぶりも好きでしたが
彼もとても魅力ある話の進行をします。

私も経験が有るのですが
会社などでの会議で
課内や部内会議などは
仲間内の会議なので
どんな議題が出ても
たいして難しく感じないのですが
外部の方や上級官庁などとの会議ほか
交渉事を含む反対側との会議は
非常に進行が難しい。

意見が偏ってもいけないし
反対意見を聞き過ぎてもいけないし
時間の制約もあるし
意味の取り違いをする人もいるし
突拍子もないことを言う人もいるし・・・
非常に困難を極める。

まんべんなく
人の意見を聞き
うまく発言させ進行もさせる
これがなかなかうまく行かない。

いろいろな部分でうまいと思う部分がありますが
さんまさんと紳助氏
2人に共通して
“うまい”と思う部分が私にはあります。
それは
お笑芸人特有の他人を馬鹿にして笑いを取るところ。
ただ
彼らのその独特の笑いの取り方は
“必ず現場にいる人のことをけなし”
そして
“自分を卑下して突っ込まれる部分を残している”
部分です。

年下芸人から
年上芸人に突っ込みを入れることはかなり難しいと思います。
どんな世界でも
正論を突っ込まれると
それが正しくても
年下という理由だけで批難の対象になることがあります。

それをうまいこと
場を盛り上げつつ
自分を突っ込まして
周りも突っ込みまくるという
とても素晴らしい司会者ぶりが
私は大好きです。

ところで
思い出したことがあります。
彼らと同じ世代の超有名芸人ビートたけし氏のこと。

彼のことは
別に嫌いではありませんが
司会者としてはあまりうまいとは思ったことが無く
特に彼の芸風が肌に合わず
人気番組スーパージョッキーなど
彼がコメントするような番組はあまり観ないのでした。

彼の芸風とは
“過去の作品などで現場にいない人の嘲笑や
 第三者的なけなしで笑いを取る”ことです。

過去の特撮ものなどを
嘲笑することがよくあったのを記憶しています。

当時は
コンピューターグラフィックなど無かったし
小道具の製作技術が今ほど整って無かった。
しかも限られた予算と
限られた時間、
少ない人間で制作しなければならなかった。

そういう技術の結集で作り上げた作品が
世間に出て
技術の進歩が進んで今日に至るわけで・・・
なんでも初めは未熟なもの。
それを乗り越えて技術革新はある。
私はそう思う。

その技術の未熟さを嘲笑し
観衆もそれに同調する・・・。
それが堪らなく私に嫌悪感を抱かせた。

私には観衆の笑いが
小学1年生の子に向かって大人が
“なんだ跳び箱3段も飛べないのか
 ば~かじゃないの、はははぁ(笑)”
そんな風に見えたのでした。

そして、同調する観衆にも
嫌悪感を抱きました。
東京で収録されている番組が多かったので
東京の人たちは
人を馬鹿にしないと笑えない人種なのだと
勝手に思い込んでいる時期がありました。

あくまで私見ですが
たけし氏の笑いのセンスには
こういう部分があると思っているので
どうも肌に合わないのです。

。。。。。