役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

三条商店街のアーケードの中にあるお寺の格言みたいなのを思い出しました。

2010年12月13日 22時49分03秒 | Weblog
食事しようと
何気なく入ったお店・・・
注文をして待っていると
湯のみに何やら格言らしきものが・・・



なるほどと見入ってしまいました。

そういえば・・・

こういった格言みたいなものを
毎週書いて
掲示板に出していたお寺さんを思い出しました。

場所は
京都の三条商店街のアーケードの中にあるお寺・・・

VIVI二条のTOHOに行く時に
いつも楽しみにしていたのを
ふと思い出しました。

「明日を想うより
   今日を精一杯生きることに努めること
      そうすればおのずと道が開けるもの」

「身内の死に直面して
   悩みを初めて共有する」

「迷うこと、後悔すること
   それは人の常であり
      成長している証しでもある」

確かこんな感じだったと思います。

結構楽しみにしてて
月に2~3回はわざわざ遠回りして
見に行ってました。

。。。。

茨城県議会選挙における民主党の敗北から思うこと

2010年12月13日 00時10分06秒 | Weblog
日曜日に茨城県議会議員選挙があったようで
民主党が現状維持で
擁立した多くの候補者が落選した模様です。

多くの県民が
民主党にNOを突き付けた感じです。

やはり中国船衝突事件や
ロシア大統領の北方領土訪問、
竹島領域のカニ密漁など海外とのもめごと、
国内での政権公約のうそっぱちなど
鳩山氏から菅氏に受け継がれた内閣の無能さに
辟易してのことでしょう。

政治不信は
今に始まったことでは無いにしても、
日本はどこに向かっているのか
「友愛」という言葉で誤魔化され
方向性すら見えない現状に対して、
ここまで国民に失望と苛立ちを抱かせる国政は
今まで無かったような気がします。
たぶん
これが多くの国民の意見のように思います。

政治不信・・・
日本に立ちはだかる大きな「問題」・・・。
「問題の解決法」は何なのでしょう・・・
解決方法はあるのでしょうか・・・。

また、
「問題」は、鳩山氏や菅氏が
首相としてのリーダーシップを
取れないことが引き起こしたと言われていますが
それだけなのでしょうか。

ここでよく考えてみると・・・

少し話はずれますが、
自民党の政権から
選挙で民主党に政権交代し
政治の関心が一気に盛り上がり
一時よりは
国民が政治に興味を持ち始めたようにも思えるのです。
ひとつの良かった点に思います。

話を戻して・・・、
鳩山氏が首相になった時
沖縄周辺の海域を「友愛の海」と発言し
外交問題を棚上げしてしまい
机上の理想論ばかりを並べ
菅氏に受け継がれてしまった。

このことが「問題」を解決するヒントに
なっているように思うのです。

何故なら
私は最近になって
鳩山氏や菅氏が
一概に無茶苦茶を言っているように
思えなくなって来たからなのです。

ここで触れておきたいことがあります。
先週の新聞を読んでいると
面白い記事が有りました。

社民党の福島氏が菅首相と会談する時に
「死の商人にならないように
         全力で動く・・・」
と発言していました。

この発言が出てくる前に
菅政権が
「武器輸出三原則緩和を見送り」
と出ていました。
このことからの発言のようです。

武器輸出三原則に触れておくと
・共産圏はダメ
・国連決議により武器等が輸出禁止になっている国はダメ
・紛争国またはその恐れがある国はダメ
後にアメリカはOKとなるのでした。

何か変な原則です。
新聞には
武器輸出三原則という言葉がいっぱい出ていました。

福島氏が言う「死の商人」・・・
その意味は何なのでしょうか。

武器を輸出すれば「死の商人」なのでしょうか。
では、自衛隊が
武器を持っていることを
どう説明するのでしょうか。
国産の「防衛装備品」という名称なら
許されるのでしょうか。

海外の諸国は
「平和」を維持するためには
軍隊を持ち、ある程度の武力を保持しなければ
抑止力が働かないと思っています。
第二次世界大戦から学んだ教訓です。

国内でも警官は武器を持っています。
自己防衛の意味もありますが
犯罪抑止力が働くと考えるから
所持しているのではないでしょうか。

過去を振り返ってみれば、
日本は、第二次世界大戦にコテンパンに敗北し
平和憲法を与えられ
理想主義で国が再建運営されてきました。
いつの頃からか
現実世界から目をそむけ
机上の理論中心に国民全体が向かうようになりました。
少々極論ですが、
「武器を持てば戦争になります」
このことが信じられるようになり
国民に浸透してしまった。

福島氏の思想では
「武器を持てば戦争になります」という理論から
武器を輸出すれば「死の商人になる」と
理論展開するのでしょう。

ここで鳩山氏と菅氏の話に戻ると・・・

彼らが行う「友愛の外交」は、
戦後の国民に浸透してきた理想主義の理論から出てきたもので
この理論こそが
現代の日本社会の足かせに
なっているのではないでしょうか。

戦争に負けて
戦争放棄するということは
大変立派な行いです。

ただ、現実から目をそむけ
今そこにある危機を机上の理想理論に置き換え
国が方向性を見失うことが
戦争から学んだ教訓なのでしょうか。

鳩山氏も菅氏も福島氏も
戦後の教育を受け
理想を掲げいろいろ勉強されて来たことでしょう。
多くの政治家も
彼らのように理念を持ち理想の社会を形成したいと望んで
政治活動を行っていることでしょう。

しかし、今現在
行きづまた感のある日本外交、日本の社会は
理想だけでは、机上の理論だけでは
もうどうすることもできないところまで
来ているような気がしてなりません。

国内で武器を製造している事実を棚上げし
武器を持てば戦争になるとかいう理論や
武器を輸出すれば死の証人になるとか
そんな屁理屈みたいなことに終始する議論は
不必要だと思います。

今必要なのは、
日本が武器を製造し
持っているということを認め、
自衛隊が有事にはそれを使用すると公表し
アジア諸国から帝国軍の再来かと言われるなら
対テロや有事の時のための
最低限の武装であり
侵略を意味するものではないと
何度も足を運んで
直接説明すればいいと思います。
それがリーダーシップだと私は思います。

これから日本が向かって行く方向性と
先行きの展望を
誠意を持って示せば
外交も社会も
後に付いて来ると私は思います。

誠意ある説明こそ「友愛」の精神ではないでしょうか。

戦争が起こる原因の一つは
話し合いが一方通行で
利害関係の優位な方からの押しつけから
始まったのではないでしょうか。

あえて「友愛」と言う言葉を使うならば、
相手を尊重し相手の話も聞くという姿勢は
十分な「友愛だ」と思うのです。
ただし、テロ行為や
北朝鮮のようなならず者国家に対しては
武力も辞さないという
強い姿勢は必ず示さなければならない。

逃げ腰とうやむやにすることが
「友愛」と勘違いしているように見える現在の日本・・・
先に提起した「問題」の解決は、
戦後の日本の有り方を再検討し
戦争で負けたことの教訓が
国家としての方向性を
机上の理想論に終始することでは無く
もう一度、今そこにある危機を認識し
先の展望と方向性をはっきりさせること
そして誠意ある対外説明を繰り返すことが
糸口のように思えるのです。

茨城県議会選挙の民主党敗北のニュースから
こんなことを思うのでした。

。。。