昨日に引き続き、今日は会社の人たちと高遠の桜の様子を見に行った。いわゆる世間でいう「お花見」にあたる。平日ということもあって、それほど混雑することなく城内の駐車場まで上がったが、桜はピークである。本音のところ「昨日の方が良かった」とは、今日は「花曇り」。背景の中央アルプスの山々は、靄がかかっていたし、空も「青」ではなかった。桜の見ごろに高遠城内へ足を踏み入れるのは、何十年ぶり、というほど昔のこと。コロナ禍のせいだったかどうか記憶は定かではないが、場内での酒の飲酒が止められていたはずだか、今年は露店で酒も販売されていて、昔のような光景が見えた。いっそう平和になったかは定かではないが、暇と金のある人々にとって、今の時代は楽しくて仕方がないのでは、と思わせるほど、働いていない人たちが今は多い。
城址公園内
高遠閣前で
勝間の枝垂れ桜
久しぶりだったためなのか、それとも違う理由があるのかはっきりしないが、城址公園内の桜に、あまり「感動」がなかった。「もっとピンクではなかったか?」という印象を受けた。夜見る桜と、昼間見る桜の違いだけかもしれないが、かつてもあまり経験していなかった午前中の城址公園内の桜は、よその桜並み、という印象を受けた。よその桜を見てから城址公園内へ訪れれば違う印象を持ったのかどうか、果たして…。
城址公園を訪れた帰路、南側に下ると正面に勝間の桜の木が見えた。ということで勝間の枝垂れ桜にも足を運んでみたが、枝垂れ桜はまだ満開には時を要す感じだった。ここの桜も昔から認識していたが、近年は知られるようになって、ここを訪れる人は多い。勝間の集落は、集落より低い位置に水田。それより高い位置に住宅地。背後に畑があって、その上に墓地が展開する特有な光景。その上は山になる。それほど大きくない集落であるが、コンパクトに機能分けがされていて、集落景観が人々の暮らしと大きくかかわっているようにも見える。ようは調べがいがある地域なのかもしれない。
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