湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

畑泥棒のおもひでぽろぽろ

2008-08-19 20:58:14 | 学習

昔子供の頃、田舎育ちで自動販売機なんぞなかったので、のどが渇いたとき飲むのは麦茶だったが、家にたどり着くまでの間、どうしてももたないときは、畑に忍び込んで水分系の野菜を失敬して食ったものである。トマト、きゅうり、すいか、瓜などであるが、そのうまかったこと。今も忘れられない。とはいえ、すいかや瓜は若干犯罪度が高いので良心がとがめ、もっぱらトマトときゅうりであった。

このまえ、夏休みに山梨のサービスエリアでやはり、きゅうり、トマトの冷やしたのを売っていて、久しぶりに生食いしたのだが、それなりにうまかった。きゅうりはともかく、トマトは熟していてあまりうまくなかった。熟していてうまくなかったというのは常識ではないが、ワシが子供の頃食ったトマトはまだ黄緑色をしていたのだが、喉の渇いたとき食うにはそっちのほうがかえってうまい。

やはり夏休みに京都に行った時、京福電鉄嵐山駅前で漬物屋さんが売っている、きゅうりのまるかじりもうまかった。こっちは浅漬けなので、若干お子様向けだと思った。ワシ的には、まるかじりの場合は加工不要でそのままがよいのである。

それにしても、子供の頃畑で食った、あの味は何ゆえあんなにもうまかったのか。よくよく考えてみると、誰かにみつけられてとがめられやしないかという、スリルが盗み食いの一番の隠し味であったのであろう。