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路傍奇術者達の讃歌 -Admiration song for street magician-

ストリートマジシャンの活動日記

マジックの本質・・・?

2012年09月13日 | 駄文
「フォークを握って力を込めるのではなく、
心を込めると・・・フォークが折れます」

で、フォークが折れるというマジックをやるんですが、
以前、お客さんに
「このフォークはもとに戻るんですか?」
と聞かれて答えに詰まってしまいました。

こういう場面に出会うと、自分は自分の演じているマジックの本質がわかっていないと感じてしまいます。
言い換えると自分のマジックが観客からどう見えているかわかっていない。
すくなくともそのお客さんは、マジシャンが思いを込めて握ったからフォークが折れた。
ならば元通りにも引っ付けることもできるんじゃないかと感じたはずです。
この感じ方は自分が気づいていなかっただけで、正直なところどうすればいいのか今でもわかりません。
それは溶接する人の仕事ですね、とか言っていますが、ちっともスマートじゃありません。

トランプを破るマジック(カードワープなど)をしても
観客は「このトランプは元に戻るの?」
と聞きます。
トランプにマジックペンでサインをしても
「このサインは消えるの?」
と聞きます。
どうやら観客には、演者がある種の破壊行動をしたときには
元通りにできるはずだという認識があるようです。

でも今この記事を書きながら、よく考えると折れたフォークを元通りにするってちょっとかっこいいかも。
「力では壊すことしかできませんが、心をこめれば直すこともできます」
こ、これはいけるのでは・・・?ストーりーにもかなり沿ってます。

ちなみにフレンチドロップさんの折れたスプーンの再生動画が下記に。
このハンドリングなら結構効果的で簡単です。
すでにズボンのポケットには色々入っているので、
上着を着る季節になったら真剣に考えてみます。
今現在の結論としては、直せばいい
です。









トランプの白鳥


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