向こうの広場では大道芸で綱渡りがやっている。
BGMも相当大きな音だけど、それに負けないくらいやかましい鳥笛を鳴らしながらおじさんがやってくる。
そこらの人にいかにこの鳥笛が素晴らしいかを語ってまわっている。
おじさんが、彼女を膝の上に乗せて公園のベンチに座っている男性に「君たちは何をしているのかね?」
と話しかける。「彼女が潔癖症なもので」
と答える彼氏。
なんでこうおかしなことが同時におこるのか。
屋外でマジックをしていた時の話。男性女性の二人組にマジックをしていると首のあたりに違和感が。
木陰でマジックをしていたので、毛虫だと判断する。でもマジックの最中に毛虫を払い落すと
女性が気持ち悪がるかもしれないので、トランプにサインをお願いして、それをミスディレクションに払い落す。
やっぱり毛虫だった。
2mくらい離れたところに落ちたんだけど、その毛虫が少しずつ女性の足元にむかって進んでいる。
嫌な予感がしたので、少し急いでマジックをすすめる。
「今二枚のカードはトランプの離れた位置にあります・・・」
進む毛虫。
「二枚のカードが隣どうしになりました・・・」
進む毛虫。
「サインが一枚のカードの裏表になり一緒になりました」
女性の脚に登ろうとする毛虫。
マジックが終わるのと毛虫が女性の脚にはいのぼるのが同時。ギリギリ間に合わなかった。
女性の脚を登っていく毛虫。どうしようかと悩んだけど、女性に一言断って、
毛虫を払い落す。何なんだこの毛虫は。
昔、カニのフォーク作品を作った時に、浜辺でフォークのカニの写真を撮ったら面白いのでは、
と知り合いの芸術家に話したらそれは面白くない、と言われた。その時は深く考えずにそうかな、と思った。
今はそうかなぁ?と思う。少なくとも万人受けはすると思う。それが芸術としては正しくない、ということかも
しれないけど。
しばらくネットの無い生活をしていた。その間は溜めていた本を読み進めたり、部屋の整理をしたりしていた。
それらが結構捗るので、ネットの無い生活もいいかもしれない。とか思いながらブログを書く。
ゲジゲジ、
夕焼けをバックにトンボをとるのだ、
1週間に1日のノーネットデーをつくるのだ、
などのご意見、ご質問等がありましたら、コメントで連絡ください。