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路傍奇術者達の讃歌 -Admiration song for street magician-

ストリートマジシャンの活動日記

感動すべし

2012年09月08日 | 駄文
かなり長い前ふりがあるのですが、全てすっ飛ばして書きたいところだけ書きます。

「あなたはもっと感動しなければいけない。日常の何気ない物事に感動できるようになれば、
あなたのマジックはもっとよくなる。」
その人は、コップを持ち上げ、
「例えばこのコップで感動してみて」
と自分に言いました。

いきなりそんなこと言われても、嘘や演技でいいならいくらでもできますが、
本音で感動するのはその時の自分には無理でしたので、
「今、あなたがコップを持ち上げたときに、あなたの指輪が、コップに当たり、
カチッと音をたてましたよね。マジシャンの使う道具でPKリングという指輪があるんですが、
最近ゴムでコーティングされたリングが出たんですよ。ノートークPKリングっていうんですが。
そのPKリングなら音がでないんですね。
そう思うと従来の道具にそういった工夫を施すという素晴らしさを再確認できました」
と伝えたら、その人は
「うん、それは置いといて、このコップを見てみて。素晴らしく滑らかな曲線を描いてるよね。
この曲線を描くためにどれだけの人がかかわっているんだろう。
どれだけの努力が必要なんだろう。そう思うと僕はこのコップで深く感動できるんだ」
と言いました。

どうやら自分の回答はかなり外していたようです。

「感動することに対しては練習が必要だが、面白いものに敏感に反応する才能はある」
みたいなことは言われました。

感動は人の顔を変えるよ、
嘘ついていると結構わかる、
一日十感動などの
ご意見、ご質問等がありましたら、コメントメッセージ等で連絡ください。

トランプの白鳥


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