今、金賢姫という女性に、夢中なのだ。
寝ても覚めても…考えている。
少しでも、分かろうと、努めている。
1987年に大韓航空機を爆破させた女。
美貌の北朝鮮の工作員。
任務を果たした後、毒薬による自殺に失敗。
韓国へと護送され、死刑を言い渡されるものの、
特別な赦免を受け、韓国で暮らす。
1990年代初頭に発売された『いま、女として』はベストセラーになった。
金賢姫が、北朝鮮での生い立ちから、爆破事件までのことを、
事細かに、告白した一冊である。
この一冊(実は上・下で二冊)は、とても興味深い。
北朝鮮という国について、改めて考えさせられる。
ちなみに、この大韓航空機爆破事件により、
北朝鮮は、テロ国家として、見られるようになったとも言われる。
だが、最近になり、この事件は、実は存在しなかったのではないか、と言われている。
韓国の研究家により、「実は、韓国のデマだったのではないか」と、
新しい説が生まれているのだ。
飛行機なんて落ちていないし、
そもそも、金賢姫という北朝鮮人も、いなかった、と。
謎が包まれる中、当の金賢姫も、行方不明らしい。
謎は深まるばかりである。
というわけで、最近は、この「金賢姫」に、どっぷり遣っている。
著書を読み、インターネットで検索をし、
様々な情報を駆使している。
謎だ。