僕は写真嫌いです。
理由は簡単。
だって、写真は真実を写し出すんだもん。
僕は自分にコンプレックスがとても多いのです。
普段、「自分のことを好き」と豪語しているのは、
逆に言えば、自分の嫌いなところを沢山知っているからで、
「ならば、数多い嫌いなところじゃなくて、数少ない好きなところを数えよう」
という、結構、後ろ向きな発想なのかもしれません。
例えば、写真によく映る顔!
写真のほとんどが顔を撮ってますもんね!
こりゃー、もう、大嫌いです。
鏡見る癖がないのは、鏡を見たくないからかもしれません。
まず輪郭から始まって(笑)
僕の顔は逆三角形で、▽なのです。
これが嫌。
だって、貧相に見える。
で、大きな鼻。
これはおじいちゃん譲りなんだけど、
これも嫌です。
だって、逆三角形の顔に、不釣合いじゃない?
でもって、目は細い。
お母さんは、本当にパッチリした二重なのに、
僕は何故か、奥二重で、いつもちょっと腫れぼったい目をしてる。
他にも、色々とあるけど、まぁ、いいや。
そういうコンプレックスを、写真はすべて写し出します。
自分では「今日はちょっと目が開いてるかな」って思っても、
実際は、細いまんまだし(当たり前だけど)
「ちょっと顔がふっくらしてきたかな?」って思っても、
写真を覗けば「あれ? 細いままだ。」と落ち込むし。
理想と現実のギャップを、
明確に知らせてくれるものを、
僕は嫌う傾向があるみたいです。
だから、写真って、嫌い。
撮る方が好き。