
ふと、本当に、ふと思い出した
蕾そろうシャコバサボテンの鉢を置く聖夜にありて想う人あり 鳥海昭子
あのラジオ深夜便の歌人・鳥海さん逝って、もう10数年にもなるのだが・・・。
奇を衒わなくて、淡々と日常身辺の出来事やご自分の思いを詠まれた方である。
私には鳥海昭子論を語るほどのものは何もないが、時折「ふと」思い出す歌人であり歌である。
私にも想う人などあれかしと思いています今日は聖夜 これは即興詩人yoーサンの駄作・あははです。
他に、こんな歌もある。
五十年経てなお慕う人があり スノードロップの淡いため息 もちろん、鳥海さんのお歌。
ついでに、鳥海さんのこんなお歌もひとつ、
どうにもならない今生であり旅人の私に犬がついてくる
鳥海さんの心境が偲ばれて止まない。
という訳で今宵はこれにて。
本年は今日で仕事納め、でいらっしゃいますか。
クリスマスには鳥海昭子さんのお歌を思い出され…。
また一人の女性の姿を教えていただきました。
一隅を照らして生きた方にも思えます。
NHKサービスセンターから新改装版で出版されてるようですね。
ほっとされる間もなく年末年始のご準備に追われるのでしょうか。
マイペース派の私は、この気ぜわしさがどちらかと言いますと苦手です(笑)
でもやることだけはしなくっちゃ…、ですね。
お身体大事になさって、少しはのんびりとお過ごしになれるといいですね。
鳥海山麓のご出身とか。深夜便を聞いたこともなく
フイードバック痛み入ります。短歌にしろ俳句にしろ、作品はもちろんですが、やはり作者の人柄に魅かれる私です。
有名な人もさることながら、地方の無名歌人の作品にも心動かされるものが多くありますね。
有名になることが、必ずしも本当の作品の価値と同じだと思えないチョイ変わっている私なんですねぇ・・・。
いつも温かメッセージをどうも有難うございます。