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とうとよ/清貧の独り言。

眠れぬ夜と黒い犬。

2004年10月29日 03時57分23秒 | モンコレ
風邪ひきとうとよ、昼間寝すぎて夜眠れません。
ということで、人の考察に首を突っ込んでみます。

【ジャぱん製造工房(神保町で逢いましょう)】:デック考察をしてみる

純アヌビスデック考察だそうです。
大変興味深く読ませていただきました。

内容に数点気になるところがあるので、その辺に関して書いていきます。

この考察の結果できあがるデックを想像するに、ご本人も述べられていますが、5・3先攻チャージデックになるようです。

先攻チャージの基本的な攻撃手段は「攻撃」です。
(全くの余談ですが、モンコレの記事を書くときに困るのが、この攻撃という表現。
前者、「攻撃手段」の「攻撃」は、敵を排除する手段、勝利へと導く手段ということですね。
それに対し後者の「攻撃」は、モンコレにおけるユニットの行動の一つの「攻撃」です。
これが毎回ややこしてくてどうも…)


「攻撃」を主体にして敵を排除していくことになると思うのですが、この時、当然気をつけなければならないものがあります。
それは「対抗:攻撃限定」。
その代表として、《タイダルウェイヴ》が挙げられると思いますが、このデック、どうもそれに対する備えが薄くなりそうです。

5・3デックですから、パーティの攻撃力の中心は5レベルに偏ります。
特に、《アヌビス死霊術師団》を使った場合、5レベルのみで攻撃することもしばしばあるでしょう。
そこに《タイダルウェイヴ》。
5レベルユニットを止められてしまっては、何の攻撃力も残らないことになります。
3・3・2の場合だと少しは軽減されるでしょうが、攻撃主体のデックで、攻撃が通らないのであれば話になりません。

何より、頼りの死霊術師団で付加できる耐性に【津波】の文字がないのが…。

要は《タイダルウェイヴ》を止めてしまえばいいのです。
考察によると、戦闘スペル、アイテム(消耗品)への対処は《バックファイア》で行なうということなのですが、このスペル、直接戦闘スペル、消耗品を打ち消す力はありません。
相手が追加の代償である、手札2枚の破棄を実行しなかった時点で、初めて打ち消すことができます。

効果を発揮するために手札2枚を破棄してもらえるなら、こちらの攻撃が通らなくても問題はない。
という見方もあるかもしれませんが、3・5デックの主力である、5レベルユニットを倒せるのであれば、喜んで2枚の代償を支払うのではないかとも思われます。
結果としてあまり特にはなっていないような。

《アヌビス転生儀式団》であれば、死亡しても手札に戻れますから、2枚支払ってもらえば特なのかもしれませんが、それでも、こちらが守備側で、あちらから攻め込まれている場合なら、攻め込んでいる側は2枚支払ってでも《タイダルウェイヴ》を通すのではないでしょうか。

その後、その2枚の代償が効いてくればいいのですが、そのまま本陣まで押し切られてしまうことも多いような気がします。

これは《バックファイア》が弱い、と言っているのではありません。
ただ、この場合、攻撃を通すことは至上命令です。
このデックにとってこれ以上に大切なことはないだろうと思われます。
そこで《バックファイア》というのはあまりにも貧弱です。

《ナイトシェイド》が加わっていれば、その威力は増すのでしょうが、それでもまだ、決定打をサポートするにしては力不足の感があると思われます。

ただ単に、《バックファイア》の使い所の難しさに私の技術が追いついていないだけということなのかもしれないのですが…。

ここは、もうちょっと他の対策法を用意した方が良いのではないでしょうか。
消耗品であれば《ザビエスの興奮剤》や、《忘却のスクロール》なんかが考えられます。
戦闘スペルであるなら、魔スペル以外の戦闘スペル、《ディスペル・マジック》等。

《退魔剣》や《リリム》などがありますから、少々のほか属性スペルなら何とかなるはずです。
また、《スペクター》《ヴァンパイア》など、*枠を持ったユニットを追加する手もあるでしょう。
この2体はアンデッドであるため、死霊術師団とも合わせることができます。

《デビル・ロータス》で何とかするということも考えられますが、やはり確実性に欠けると思われます。


また、「攻撃」ではない攻撃手段を用意する手もあるでしょう。
《アヌビス死刑執行団》はその代表ですね。
他に、《カース・リンク》《エナジー・ドレイン》等も考えられます。

ただ、どれもやはりダメージがあまり高くなく、確実性に欠けるところが難点です。
確実性を高める何かを投入した方が良いかもしれません。

《アヌビス死刑執行団》は攻撃力ベースの特殊能力ですから、攻撃力アップ手段を用意。
《アヌビス死霊術師団》もその一つですが、その他にも、先に挙げた《ザビエスの興奮剤》なんかもあります。

《カース・リンク》が【混沌】属性なのを利用して、《クリティカル》を投入することも考えられます。
合わせて《ポイズン・インプ》を投入すれば攻撃以外の手段が豊富になります。
《クリティカル》ではなく、《秘薬「三途の河」》ならば、無属性ダメージの死刑執行団や《エナジー・ドレイン》にも使えるのですが…
やっぱりちょっときついかな。

《退魔剣》《リリム》等の*枠を活用して《フレイム・ストライク》を投入する手段もあるでしょう。


また、何も敵を排除しなくても、対抗の手段さえ無くせばいいという考え方もあります。
先に挙げた戦闘スペル対策消耗品で、《ザビエスの興奮剤》《忘却のスクロール》を挙げたのはその意味もあり、これらの消耗品を攻撃前に水スペルを持ったユニットに使っておけば、《タイダルウェイヴ》の恐怖は去ることになります。
攻撃した後、使われた《タイダルウェイヴ》に対抗して使うのか、攻撃前にあらかじめ使っておくのかは状況によって変わってくるでしょうが、攻撃前に使っておけば、少なくとも《タイダルウェイヴ》で対抗されることはありません。

《ウォーター・ドラゴン》等、攻撃対抗メインだと分かっている相手に対してであれば、間違いなく攻撃前に使うのですが…。

また、特殊能力対抗は《封印の札》だということですが、これを《爆砕華》にすることで、敵軍排除に使うことも可能です。
ただ、常動能力は消せなくなりますし、所詮1D-1ダメージなので、そこまでする必要があるかは意見の分かれるところでしょう。
私個人としては好きなのですが。

他には《ミスフォーチュン》で先に破棄させるという手段もあると思います。
これは《アヌビス呪術師団》でも可能かもしれません。

ただ、これらの手段の問題点は、それに対抗された場合、後が続くのかということです。
これらの手段で攻撃を通そうとしても、この準備段階で対抗されてしまい、結局攻撃を通すどころではなくなることも考えられます。

やはり、先攻チャージにはある程度の打ち消し手段が必要なのでしょう。


さて、ここまで先攻チャージ先攻チャージと述べてきましたが、しかし、本当にこのデックは先攻チャージなのでしょうか。
考察の内容から読み取れる先攻奪取の手段は、《アヌビス死霊術師団》と《アンラック》しかありません。
個人的には《アンラック》よりも《ディスティニー》優先かなとも思うのですが…。
《カース・リンク》や《デビル・ロータス》で7点以上のダメージを狙うことができますから。
まあ、しかし、この辺は好みでしょうか。

話を戻して…流石にこれだけでは安定して先攻が取れるとは言い難く、ここにも何らかの補強が必要ではないかと考えます。

まずは単純にイニシアチブにプラスを持つユニットを投入する手段。
考察にも名前が挙がっている《グレムリン》もそうですし、アヌビスであれば、《ダークエルフ諜報部隊》というのも考えられます。

次に、先攻以外でも戦えるよう、後攻用の備えを用意する手段。
退魔剣の防御力アップがありますので、後攻でも簡単に全滅ということは無いのかもしれませんが、それでもやはり不安。
《ブラック・フォッグ》や、《ウェスタの鎮静剤》単純に《強靭の薬》などを用意していた方が安心です。

魔スペルということで、《ブラック・フォッグ》以外にも《イビル・デッド》というものもあります。
しかしちょっと重いでしょうか。
《ドラコ・ジェノサイド》は強力なのですが、アヌビスだけでは《退魔剣》が無いと撃つことができません。
逆に《退魔剣》があれば、強力な《ドラコ・ジェノサイド》を撃つことができるとも言えるのですが。
先に挙げた《ヴァンパイア》などが投入されていれば…。

他には、まず根本的に敵軍の進軍を制限することも考えられます。
純アヌビスならば魔属性統一なので、《枯れた虹》。
5・3を中心として考えるのであれば、《ひとつ屋根の下》という手もあります。
他に、考察でも名前が挙がっている、《魔力の泉》《トンネル》なども考えられます。
《魔力の泉》に、《退魔剣》を持ったアヌビスがいて、《ブラック・フォッグ》まで握っていれば、後攻でも結構やれるはずです。

どうせ後攻では大したことができないと割り切って、《カース・リミテッド》で死なばもろともを狙う手段もあるかもしれません。
いや。《カース・リミテッド》よりも《クラウド・キル》でしょうか。
《アヌビス死霊術師団》でこちらは混沌耐性を得ることができますから。


以上。人の考察に首を突っ込んでごちゃごちゃ言ってみました。
ただ、どうにも机上の空論でしかないので、見当外れなど多々あるかもしれないのですが。

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