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とうとよ/清貧の独り言。

デーモン考察 リリム編。

2004年05月26日 19時46分06秒 | モンコレ
デーモン考察第2回。

今回は、リリムです。

まずは詳しい能力を。
グループSNEホームページ六王国の戦火ユニット魔から引用。

リリム
種族:デーモン ブロック:六王国 出現頻度:頻繁 イラスト:中村博文
2 0/2 進軍タイプ:飛行 即時召喚可
スペル:*
□淫靡な誘惑[普通]
ユニット1体が対象。対象が行動完了の場合、手札に戻す。

こんなユニットカード。


サキュバス、モーラとよく比べられるこのユニット。
そして、どうも上記2体に比べると使われ難い印象があります。

それはやはり、相手に対する直接的な攻撃力に欠けるからなのでしょう。
相手を「破棄」できる、サキュバスモーラと違い、リリムは「手札に戻す」のみ、しかも行動完了でなければなりません。
とりあえずレベル2以下であれば、他のカードの手を借りることなく相手を破棄できるサキュバス、後攻時だけしか効果発揮しないながらも「対抗」で使えるモーラの方が使いやすいのは仕方のないところでしょう。

しかし、「手札に戻す」効果には破棄とは違う魅力もあります。
ユニットが手札に帰ってくることにより、相手の手札を詰まらせる効果があるでしょう。
また、行動完了はどんなユニットでも回避できない状態。
後攻とって生き残れば、どんな大きなユニットだって戻せるのですから、レベル限定効果よりも、条件を揃えやすいといえるかもしれません。

「手札を戻す」効果であれば、破棄とは違い、味方にかける意味も出てきます。

いろいろ工夫できる技巧派、それがリリムなのでしょう。
技巧派である分、使い方に工夫が必要になるのですが。


とりあえず、この能力を使うのであれば、まず敵を行動完了状態にしなければ始まりません。

行動完了になってもらうにはいろいろ方法がありますが、一番簡単なのは、後攻とって生き残るという方法でしょう。
先攻普通タイミング終了時には、先攻側は全てのユニットを行動完了にしなければなりませんから。
後攻で生き残りさえすれば、どんなユニットでも戻したい放題です。

では、リリム側先攻時にはどうするか。
まず考えられるのは、無理矢理行動完了にする方法。
ゴルゴン・ゲイズや、ヒュプノシス、アイスバーン、シンコーピなどのスペル。
パラライズ・モス、ドライアド、アプサラスなどの特殊能力。
これらで行動完了になってもらい、帰ってもらう。

他には、行動完了能力を使ってもらい、自分から行動完了になってもらう方法。
こちらから、攻撃以外の方法で仕掛け、対抗で行動完了能力を使ってもらえば、そのユニットを後から戻すことができます。
囮的に仕掛けることになりますので、こちらにも被害が予想されますけれど。

リリム能力は保険と考えて、しっかり攻めきってもいいかもしれませんね。
リリムもスペルで攻撃に加われますし。
もし相手が残った場合、行動完了のユニットなら戻すことができる。
これを保険と考えることもできるでしょう。

また、ちょっと変わった方法として、味方を戻すことも考えられます。
リリムの能力を、リリム自身に使うと、代償で行動完了になった後、効果発揮となり、自分を手札に戻すことが出来ます。
これを利用すれば、手札に帰れる魔法使いとして利用することも出来ます。

前途の、普通タイミングで攻める方法とあわせて使えば、ちょっと面白いのではないでしょうか。


さて、ではどんなデックにリリムを組み込んだらよいのか。

まず、一番先に思いつくのが夢魔の女王リリスデックに組み込むことでしょう。
サキュバス、モーラとあわせて、リリスの餌として活用することが出来ます。
この場合のリリムの立場は臨機応変。
先手の場合は、サキュバスやリリスの能力を通すための補助役として働くことになります。
普通タイミングに魔法で攻撃したり、サキュバス達の能力を通すために対抗に加わった後、相手に行動完了のユニットがいれば戻せます。
必要ならば、行動完了になったサキュバスやリリスを戻すこともあるかもしれません。

後手の場合は、モーラ等の力を借りつつ生き残り、相手を戻す、主力として使うことが出来ます。

そしてもちろんリリスの餌としても。


その他の案としては、折角ついてる六王国ブロックを活かす方法もあるでしょう。
ベルウッドであれば、後攻で生き残ることも出来るでしょう。
ティタニアに組み込み、魔法使い兼、隊長の避難用としても使えるかもしれません。

また、サキュバスがよく使われる、偶数デックの2レベルスペルユーザーとして使うことも出来ます。
サキュバスとはまた違った働きをしてくれるはずです。
モーラを入れるにはちょっとはっきりしないような後手気味デックには結構合うかもしれません。


その他には、そのスペル*を活かして、多色スペルデックの潤滑油として働いてもらう方法もあるでしょう。
これはリリムに限らず他の、2レベルデーモンでも出来ることなのですが。

そこをあえてリリムにする場合のデックとしては…。

まずは後攻とって生き残ることを目的とする場合。
これは水土聖デックがよいのではないでしょうか。
カラドリウス、シームルグなど、攻撃に強いユニットがおり、さらにスペル的にも、水土聖は非常に防御的で、防御に関しては隙がありません。
ただ、代わりに攻撃面に関してちょっと不安な面がでるかもしれませんが。
また、この形の一番の弱点は同時でしょう。
水土聖は同時対策がちょっと苦手ですので、ユニットでそこをカバーする必要がありそうです。

また、普通タイミングで攻撃することを重視する場合には、火風魔デックに組み込むのがよいでしょう。
ダメなときには手札に帰ってこれる魔法使いとして活かす道があるかもしれません。

水土聖、火風魔の間を取るような感じなのが、水土風。
シーライオン、ウェザー・ドラゴンを筆頭とした偶数デックにリリムを組み込むことが出来そうです。
水土聖に決して劣らない防御能力がありますし、風が入っていることで、行動完了も狙いやすくなっています。
また、同時に対して水土聖よりも対策しやすいところも魅力でしょう。

そして、今回のサンプルデックも水土風で組んでみました。

水土風リリム

上記の6レベル2体に加え、夢魔の女王リリスも組み込み、さらに、ドライアド、アプサラスで積極的に行動完了を狙うデックとなっています。

先攻時のスペルでの攻撃を考え、ゴルゴン・ゲイズ、グラヴィティー・サークルやライトニング・ボルトを組み込んでいます。

ライトニング・ボルトは本当に先攻時のスペル攻撃を重視した選択です。
普通はティルフィングを入れておくほうが無難でしょう。
最大威力は変わりませんし。

この水土風の弱点は、打ち消し系の少なさです。
とくに、アイテムに関しては非常に薄く、装備品にはウェポン・ブレイクを組み込めばなんとかできるとしても、消耗品への対策はなかなか難しくなっています。
アイス・ミラーを組み込めば、アイテムを打ち消すことが出来るのですが、マリン・フラッシュも必須スペルですので水が重くなりすぎるきらいがあります。

ここを対策する場合、ゴブリン馬車強盗を組み込む手があります。
ついでに七つの海の王子まで入れて、ちょっとアイテム型にする手もあるでしょう。
その場合は、ドライアドか、アプサラス、この辺りが抜けることになるでしょうか。


以上、リリム考察でした。



ちょっと補足。
他の2レベルデーモンと違い、ワイトとリリムは一見関係ないようにも見えますが、ヒュプノシスなどとコンボになりますし、単純に盾として使えますから、やっぱりワイトは非常に重要です。

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2 コメント

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カードゲームはやらないけれど (砂蜥蜴)
2004-05-26 19:53:31
こういうの読むのは大好きです。
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なんと。 (とうとよ)
2004-05-26 22:46:06
やらない方でも楽しんでいただける記事になってるといいのですが…

それはなかなか難しい。





私も、違うカードゲームなんかについて書いてある記事をなんとなく「ふーんへーほー」と読むのは結構すきなのですが、それでも「カードゲーム」という共通点があります。



全く解らない分野となるとどうなんだろう。



でも…

いろいろなblogを回ってなんとなく記事読んでるのも同じようなものなのかもしれません。

解らないながらも雰囲気なんかで結構楽しめるものですし、自分の知ってる分野と結び付けて考えたりしてますから。





え~と。

なんか話がどんどん流れていってしまいましたが、とりあえず。

楽しんでいただければ幸いです。
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