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とうとよ/清貧の独り言。

何を買うのか。

2006年06月28日 23時01分47秒 | 司書日記
今日は、他の方のblogの記事に反応してみます。

めざせ!ブックドクター:山の学校

このblogの管理者さんも、私と同じく、学校司書1年目だということで、その記事をいつも興味深く拝見させて頂いておりました。
まあ、しかし、記事を読む限り、学校司書は1年目でも、それまでにいろいろ経験はおありのようで、何もかも初めての私から見ると、感嘆することばかりです。

図書の時間に毎回読み聞かせを行うとか…。
私は毎回、カウンター作業と雑多なレファレンスでいっぱいいっぱいで、とてもそんな余裕はありません。
電子化された図書館と、そうでない図書館の違いもあるのでしょうけど…。


今回の記事は、購入図書の基準について。

私も、今現在このことについて悩んでいます。
悩んでいるというか、作業が追いつかないというか…。

私の学校でも、特にこれと言って、決まった図書購入基準はありません。
最終的な購入決定権は、すべて学校司書に任されているようです。

それでも、買ったけど除外されている本とか、ライトノベル系が全く無いとか、暗黙のうちの購入基準はあるみたいなのですが…。

今回の購入は、児童からのリクエスト中心とのこと。
私も、今月初めのブックフェア時の購入本は児童リクエストや、児童からのレファレンスの際に、不足を感じた部分の資料を中心に購入しました。

ですが、児童からのリクエスト中心ですと、やはり購入図書がどうしても偏ってしまいます。
9類、文学が多くなっちゃうのは仕方ないことですが、さらに7類のスポーツとか、娯楽(なぞなぞ、迷路、まちがいさがし、とか)が多くなってしまうと思います。

反面、1類哲学とか、5類技術・工学とかは全然購入されないということになるはずです。

また、以前の私の記事にも書きましたが、「ゲームの攻略本」とか、およそ学校図書館で入れるべきではないだろうと思われる本もリクエストされることでしょう。


このバランスを保つためには、さらに先生方からの購入希望調査も行い、それも考慮に入れると良いのではないかと思われます。
…思われます、というか、例年、私の学校ではそうしているようです。
むしろ、児童からのリクエストの方が、正式な調査を踏んでおらず、私が直接児童から聞いたリクエストでしかありません。

今後の授業計画とか、先生の観点から見て特に欲しい本など、児童からのリクエストとはまた違った本が挙げられるのだと思います。

そして、児童、先生の両面を合わせて、必要性の高いもの、さらに現在の蔵書構成から、弱いところを重点的に購入するようにすれば、きっとバランスの取れた蔵書構成を目指せる、図書購入ができるのではないでしょうか。



って、こう書くのは簡単なんですが、私の実際の作業として、まだ先生方への購入図書希望調査は行えていません。

要はプリントを用意して配布するだけなのですが、なにか参考になるカタログとか用意したほうが良いのかなとか、合わせて児童への購入希望図書調査も正式に行った方が良いのかなとか、いろいろ考えてしまい、さらに通常業務も以前滞っている現在では、そこまで手が回っていないのが現状です。

しかし、もうそろそろ行わないと、手遅れになりそうなので、来週初めにでもとは思っているのですが…。


できれば、本当に購入基準と言うものが、存在しないのかどうか、校長、教頭、司書教諭などに確認してみたい所でもあります。
存在しないのであれば、作成するということも考えられますし。

やはり、何かしらの基準がないと、全てにおいて判断がつきにくく、購入、廃棄共に、作業効率が悪くなっちゃうでしょうから…。


因みに、私の図書館で弱かった部分は、「宗教」、「産業」、「音楽」なんかでした。
その他、資料があっても、古くて役立たない(特にコンピューター、インターネット関連書)等、資料の刷新を図らねばならない分野なんかもあり、考えることはやはり多い…。

継続購入図書(年鑑とか、雑誌とかですね。)もあるなら、それも購入すべきでしょうし…。
でも、私の図書館、どうも年鑑の購入が少し前から止まってるっぽいんだよなぁ…。
どうしようか…。


まあ、一番大事なのは、もしかしたら予算なのかもしれないですけどね。
それは言っても仕方ないのかなぁ。


いつものように、まとまらない文章。
大変失礼いたしました。