日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

きんぴか武者。

2004年10月05日 23時03分17秒 | モンコレ
9月17日 YS福岡金曜会 総評。

使用デック。
レポート。


総評の順番はあんまり気にしないで。

かなり限界ギリギリ、無理してる感のある黄金ベリスデックです。
こういうデックは、行ける時は行けるけど、ダメな時は全然ダメになっちゃうのは仕方ないのでしょうか。

もうなんだかこれ以上どこを扱っていいやらよく解らないのですが、とりあえず問題点と感じたところを。

まずは、《滅びの粉塵》を代表とする、消耗品への備えが薄いということでしょうか。
初期の頃は、《ゴブリン馬車強盗》を入れてみたり、こちらから《滅びの粉塵》を入れてみたりといろいろ対策してたのですが、いつの間にか外れてしまい、気付いた時には専用の備えは何も無い状態になっていました。
《ラケンシュの霊妃》に全てを頼っている状態です。

この点を改善したいのですが、しかし何処を組みかえればよいのか。

現在組み込まれているの3種の戦闘スペル。
《タイダルウェイヴ》《ヒュプノシス》《リジェネレーション》

《タイダルウェイヴ》は、《鬼武者ベリス》が単純に攻撃で死んでしまうのを防ぐ目的で入っています。
《ヒュプノシス》は、その攻撃対策はもちろんのこと、厄介な行動完了系特殊能力対策。
《リジェネレーション》はベリスでも黄金装備でも防ぎようの無い、即死効果対策。

ここに《ブラック・ファイアボール》でも組み込むのが一番早く、また《ブラックファイアボール》は、攻撃以外の敵軍排除手段にもなり、有用だと思うのですが、この3つのスペルはどれも重要なカードですし、といって戦闘スペルを増やすにも、他に抜くカードも難しく、第一、《黄金の仮面》だけでそれほど多くの戦闘スペルを使いこなせるとも思えません。
この3種のスペルの中では、他のスペルでも代わりが務まらなくも無い《タイダルウェイヴ》を外すのが一番現実的なのですが、ベリスを使う以上、攻撃はかなり警戒しなければならないものですし…。
しかしまあ、折角つけた黄金装備を《滅びの粉塵》で持っていかれては元も子もないのですから、《ブラック・ファイアボール》にしておく方がいいのかもしれません。

そして、戦闘スペル対策《キャンセル・キャンドル》
《ゴールデン・ゴーレム》は普通タイミングで《フレイム・ストライク》でも打たれようものなら、それだけで沈黙してしまいます。
そして《鬼武者ベリス》も即死効果は防ぐことができず…。
ということで組み込まれたのが《キャンセル・キャンドル》でした。
黄金装備をつけた状態であれば、こちらは大体後攻です。
とりあえず、普通タイミングでの即死スペルは回避することが出来るのですが…。
《キャンセル・キャンドル》の欠点は、自軍に火炎をばら撒いてしまうこと。
防御力が上がった状態の《ゴールデン・ゴーレム》や攻撃力7以上の《鬼武者ベリス》には効かないので問題ないのですが、《ラケンシュの霊妃》だとそうも行かない。
結構巻き込まれて死んでしまいます。
実際、大会中にも、最初に《キャンセル・キャンドル》を使ったがダイスが高すぎ、大盾つけたラケンシュも道連れということがありました。
スペルが消えようと消えまいと、《キャンセル・キャンドル》自身が生き残っている限り、自軍への火炎ばら撒きは行なわれるのが難しいことろで、対抗順に気をつけないと、結局自軍の方が被害が大きいということにもなりかねません。

また、結局この能力は行動完了能力。
自分が行動完了になってしまった後では使えません。
つまり、自軍が攻撃宣言をした後には何もできない。
これはラケンシュも同じで、このデックは自軍が攻撃された後に何かされるとどうしようもない。
ですから、《タイダルウェイヴ》を撃たれるとおとなしく止まってしまいますし、《ディスペル・マジック》でもされようものなら《ゴールデン・ゴーレム》はひとたまりもない。
ベリスにしても《マリン・フラッシュ》でかなり危険。
《リジェネレーション》でなんとかなるものなら良いのですが…。

ましてやスペル以外、消耗品にはどうしようもないですし…。

そこは仕方ないということでしょうか。


さて。こんな感じの黄金デックですが、儀式で敵軍排除をするにしろ、結局一歩一歩、歩いていかなければなりません。
そんなことしていては、いくらフルアーマーのゴーレム、ベリスだろうが対策されてしまう。
ということで、一気に敵本陣に詰めたり、再進軍を狙ってはどうかという意見もいただきました。

一つは陣形。
自軍本陣横待機から、《フォーメーション・チェンジ》を使っての本陣攻めを狙うというもの。

そしてもう一つは《レイジング・ブレイズ》。
完成したパーティで一気に敵本陣まで駆け抜けるというもの。

どちらも魅力的な案ではあるのですが、いろいろ難しそうでもあります。


まずは陣形。
これは、黄金の必要カード数が多すぎて、パーティ完成するまでの時間を稼ぎきれないのではないかと思うのです。
現在でも、ユニットは最低限ですし、黄金装備、地形、儀式とかなりキツキツです。
ここに陣形を入れるとなると、まず、ユニットと黄金装備は必須ですから、それ以外のスペースに組み込むことになります。

陣形は最低でも4~6枚はいるでしょうし、陣形儀式も必要です。
多分これを組み込むと、足止め用のカードが削れてしまうことになると思われます。

それでは奇襲までの時間が稼げない。
ユニット一体で突っ込めば勝ちというデックならいいのでしょうけど、黄金は装備品の分、必要カードが多いので…。
黄金ベリスではなく、《ゴールデン・ゴーレム》のみなデックであれば、カード枚数が減るので、いけるかもしれません。
ん?となると、反対に、ゴーレム無しのベリスのみであれば、陣形も可能ということか…?


そして《レイジング・ブレイズ》。
これは今のところ、《レイジング・ブレイズ》を使えるだけのスペル枠が無い。
お勧めいただいた北村さんが言うには、《ダロの魔獣使い》だというのですが…。
やはりこれも黄金ベリスだというのがネックになっているような気がします。
どうにもカード枚数がギリギリなので…。
こちらも、《ゴールデン・ゴーレム》抜きの、黄金ベリスダロデックにすれば何とかなるのかもしれません。

まあ、こちらにはもう一つ、私が《ダロの魔獣使い》をそんなに持ってないという問題があるのですが。


以上。黄金ベリス総評でした。