on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

私のカーリング助っ人心得

2017-12-10 16:18:05 | スポーツ
 このブログ、on-ice off-iceと名が付いているのに、今年はときたらカーリングのことは愛媛国体しか書いてないではないか?!え、羅臼岳のときに常呂のリンクで練習したって書いてあるって?でも、あれはほんの数行やし・・・。冬のスポーツとはいえ、今は通年リンクも出来ていつでもカーリングができるというのにこんなことではあかんというわけではないけど、久し振りのカーリングの記事です。。



 東京カーリングクラブ主催のリーグ戦「スーパーリーグ」を翌々日に控えた木曜日、クラブのメーリスで「人数が3人(カーリングは通常4人でやるんだけど)になってしまったので入ってくれる人を募集します」のメールが届いて、「どーしよっかなぁー」って思っていると、更にもう一通、「人数が2人になってしまい、試合放棄になりそうです」・・・カーリングは3人でも試合はできますが2人ではできないので、こちらの方が事態は深刻です。困ってる度が高い方の助っ人に申し出ると、「お願いします!」とのことで、助っ人での参加が決まりました。先に募集をかけていたチームのみなさん、ごめんなさい。

 すでに前日になっていましたが、来られなくなったメンバーが誰かはわかっていたのですが、肝心の一緒にカーリングするメンバーがわからない。競技担当から送られたメールを見ればわかることなのだけど、先日の北海道旅行の反省会?の最中で調べられない状態です。まあ、声掛けてきた方は私よりキャリアの長い人だから、ある程度経験のある人たちだろうと思っていると、「車の迎えの時間とかの調整はAさんとお願いします。」との連絡。Aさんは確か昨年あたり入会のはず(^_^;)これはスキップ(指示する人)とかヴァイス(スキップが投球するとき指示する人)をするパターンではないか。

 迎えた当日、カーリングホールみよたに到着し、ここでポジション決め。。この辺はチームによってさまざまで、1.助っ人にはリード(最初の1投目・2投目)セカンド(3投目・4投目)を担当してもらう、2.オリジナルメンバーから欠場になったポジションを担当してもらうとか、3.オリジナルメンバーでのポジションは考えずに全員で相談して決めるという感じです。今回のケースは3で、オリジナルメンバーのBさんから、「どのポジションやりたい?」と聞かれ、「寒いのでスィープ多くできるポジションがいいです!」と、極めて積極的な返答をしたところ、「じゃ、セカンドをお願いします」。セカンドは自分が投球するとき以外はスィープするポジションなので希望通りです。指示するプレッシャーがないからいいかなと思っていると、「セカンドヴァイスお願いしてもいい?」と言われました。オーソドックスなチーム編成ではサードがヴァイスを担当するのですが、チームによってはサード以外が担当することもあるのです。まあ、カーリングがさせてもらえれば贅沢は言いません。「いいですよ」と快諾しました。カーリング助っ人第一条:ポジションはどこでもできることが望ましい。

 で、最初の試合・・・セカンドなのでリードが投げるときはサードと一緒にスィープに入ります。「左右どっちがいい?」とサードに訪ねる。スィープはストーンが進む方向に対して右と左に一人ずつ入るのですが、人によって得意な立ち位置があるのです。私は両方できるようにしていて、相手が右と言えば左に入り、左と言えば右に入るようにしています。カーリング助っ人第二条:スィープは左右どちらでもできることが望ましい。

 試合のとき、ストーンがどこまで進むのかの目安をつかむためにストーンの初速を測っているのですが、これをバックライン(ハック(蹴り台)から見て最初のライン)からフォッグライン(ハックから10メートル程先にあるライン)の間を測るのと、ティーライン(ハック側に描かれたハウスの中心を横切るライン)とフォッグラインの間を測るケースがあり、これはチームによって異なります。私は前者で測っていますが、今回のチームは後者、これは頭の中で修正して対応しました。カーリング助っ人第三条:チームのやり方は否定せずに受け入れることが望ましい。

 試合の方は競り合いだったのが、中盤に相手の得点を許して最大5点差をつけられる苦しい展開になりました。経験2年目のAさんに「1試合の中で3点以上取れるチャンスが必ずあるから諦めないで」と伝える。はたして次のエンドで3点ゲット!カーリング助っ人第四条:助っ人させてもらったチームが勝つための何かを与えることが望ましい。

 結局最初の試合は最終エンドに追いついての同点引き分け。。中盤の5点差を挽回したのでよい雰囲気で試合を終えることが出来ました。


 そして、2試合目。スキップをやって欲しいと頼まれる。「えーっ!」と言いながらもチームが望んでいるならと引き受けました。そう!カーリング助っ人第一条・・・。

 対戦相手は数年間固定メンバーのチームで、寄せ集めの我々のチームがかなう相手ではなさそうです。それでも、試合前のLSD(両チームがストーンを1投ずつ投球してハウスの中心近くに止めた方に先攻後攻を決める権利が与えられる)ではハウスの中心近くにストーンを止めて有利な後攻を取ると、1エンド目に2点、2エンド目は不利な先攻ながら2点をスチールする好スタートを切りました。しかし、経験のあるチームは一筋縄にはいきません。4エンドには同点に追いつかれ、更に逆転を許す苦しい展開になっていきます。それでも不思議と自分の中では“諦め”という単語が浮かんできませんでした。苦しい展開ながらハウスの前に溜まったガードストーンの群れから自分のチームのストーンを選んで押し込んで小刻みに点を返していきました。2点を追う最終エンド、ストーンが次々と弾き出され複数得点が難しい展開になっていきます。しかも、ラストロックは相手が持っています。私のラストショットでハウスに縦並びに2個のストーンを置いて、相手の最後の投球を待ちます。1個でも出せば相手の勝ちです。しかし、相手のストーンは1個目のストーンに薄く当たり1個目のストーンは2個目のストーンに当たったものの2個ともハウス内にとどまり、投げたストーンは動いています。ヴァイスのAさんに「イエス(スィープして!)」を掛ける。懸命にスィープするAさん。ストーンは我々の2個のストーンの外側に・・・。辛うじて2点を取ってこの試合も同点で引き分けでした。
 結果2試合とも追いついての引き分け。。追いついての引き分けは気分的には勝ちに近いのですが、試合を振り返ってみると、特に2試合目は自分で難しい展開にしてしまって、それを自分で取り返したという感じ・・・。あんまり褒められた内容ではありません。カーリング助っ人第五条:ひとり相撲はあかん(^_^;)

 なお、意見には個人差があります。助っ人に入られる機会がありましても、必ずしもこれらを守る必要はありませんのでお伝えしておきます。。

 でも、今日の試合は楽しかったです♪今回ご一緒していただきましたチームのみなさま、ありがとうございました。
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