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氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

愛媛国体カーリング♪

2017-05-16 06:30:00 | スポーツ
 愛媛国体のキャラクター「みきゃん」は、もちろん愛媛みかんをイメージしていますが、そのみかんを特産とする温暖の地での国体の種目としてカーリング競技が行われるということで、愛媛に行ってきました。
 「国体でカーリングをやりましょう」と最初に手を挙げたのが愛媛県だったのですが、その後、岩手と長野に先を越されたものの、カーリングの専用リンクがない県では初の開催です。





 私は選手として出場しますが、リンク設営からお手伝いさせてもらうため、前日に会場である「いよてつスポーツセンター」に入りました。昨年の秋にも来ているので、私にとっては2度目の来場です。集まったのは30人近く。ほとんどが西日本ブロックの人たちですが、私のように東京や神奈川、福島などから来ている人もおりました。

 夕方の5時。スケートリンクの営業が終了し、滑っていた人たちが名残惜しげにリンクから上がると、本格的に準備開始です。

 最初の作業は、スポンジの切り出し。競技中に隣のシートにストーンが行かないように仕切るために設置します。30センチ角で2メートル程のスポンジを二人が抑えて、もう一人が大きな包丁で切るのですが、スポンジは包丁や手で押されて変形するので難しいのです。

 続いて、受付と「関係者以外立ち入り禁止」などの表示類の設置。俄かに会場らしくなっていきます。

 そうこうしているうちに「岡山からストーン来ました!」の知らせがはいります。愛媛のリンクにはストーンが1セット(16個)しかありません。大会には5セット必要なため、西日本各地から運んでくるのです。分かれて作業していた人たちが、いっせいに通用口に向かい1個20kgあるストーンをワゴン車から下ろして運び込みました。ストーンは冷えた状態でないと試合には使えないので、すぐにサブリンクに置いて冷やします。一緒に到着したブラシも運びましたが、かなり本数が入っているらしくストーンに負けないくらいの重さでした。



 ここからは、手分けしてまっさらなスケートリンクにカーリングシートを設営していきます。

 まず、ハウス描き。すでに位置決めがされているので、そこにサークルカッターを使ってコンパスの要領で円を描きます。これは、東京の練習会でも毎回行ってますが、一人が円の中心部に乗っかって重しになって、もう一人がサークルカッターを引いて4重の円を一気に描きます。東京の練習では、この状態で使用するのですが、近寄って見ないと円がどこにあるかすらわからないので、描いた溝に、チョークの粉を水で溶いたものを醤油さしで流し込み、円の2箇所に園芸用の噴霧器で絵の具を吹き付けます。これは、私にとって未知の領域なので、わくわくしながらの作業でした。並行して、リンクサイトにロープの設置。ロープを氷の上にピンと張って上からじょうろで水をかけて凍らせました。











 そして、先ほど切り出したスポンジを電動ドライバーで氷の上にねじ止めして、設置します。

 駆け足で流れを書きましたが、設営がほぼ完了したのが午後10時過ぎ。。思ったよりも早かったのですが、イベントの裏方的な仕事が好きな私にとって、とっても有意義な経験でした。




 明けて、翌朝。この日は選手としての参加ですが、人手がいる作業も多いので、スタッフ陣と一緒に早めにリンク入りしました。ストーン出し、氷面に水を撒くペブル撒き、そのペブルの先端をストーンでならす石引き、大きなモップで氷面のごみを取るシープスキンのお手伝いをさせていただきました。



 選手の方たちも徐々に到着し、それぞれがスタッフとして動いていた我々のチームもここで顔合わせ。私は愛媛の「チーム道後」の一員としての参加です。

 開始式が行われ、このあたりで気持ちをスタッフから選手に切り替えます。

 チームメンバーは私以外がスタッフ兼任で、試合のない時間はスタッフ業務があるので、手持無沙汰な私はほかの試合を注視して、ストーンのウエイト(どのくらいの強さで投げるとどこで止まるか)とライン(どこを狙って投げるとどこまで曲がるか)を入念にチェックしていました。専用シートと違って、リンクの傾きが大きいのでこのチェックが非常な効果をもたらし、これが試合に活かされました。失投もありましたが、着実に得点を重ねていきました。

 ゲスト選手が指導する体験会は大盛況♪





 そして、まさかの決勝へ。相手は京都のチーム、私自身は初対戦ですが、固定チームで西日本では上位にはいる活躍をしており、この会場のような特設リンクでの試合経験も豊富そうです。急造チームの我々がどこまで食い下がれるかわかりませんが、胸を借りるつもりで挑みました。
 最初の先攻・後攻を決めるLSDは、相手が1投をハウスの中心近くに止めて、「さすが!」と感心させられました。試合の方は、我々が狙った以上の位置にストーンを置けたり、相手のアンラッキーショットもあって、逆に我々が得点を重ねる展開に。。しかし、上手いチームは、氷の状態が読めてくると着実に得点してくるので油断はできません。終盤に2点を得点され、試合は最終エンドにもつれ込みました。その最終エンドで逃げ切っての勝利!運が味方してくれたような勝利で、「えっ、ほんとに優勝しちゃったの?!」っていう感じでしたが、表彰式でメダルを掛けて頂いて「国体で優勝したんだ!」という実感が湧いてきました。



 翌朝、私は出場しませんでしたが、リンクの営業時間までの間に「モーニング大会」が行われていました。前日までとは違って、氷面に霜が立ってストーンが滑らないコンディションでした。カーリングは元々凍った湖の上で行われており、傾きや霜は当然のこと。ハウスを目指してストーンを投げて必死にスウィープする姿に、札幌で指導していただいたことのあるKさんは「みんな楽しそう♪これこそカーリングの原点だわ!」と仰っていました。



 「モーニング大会」も終わり、撤収作業。ストーンをワゴン車に運び込み、仕切りのスポンジやハック(蹴り台)を外す。ザンボ(整氷車)がリンクを通ると、苦労して作ったカーリングシートは半分消えた状態に。。宴の跡の淋しさを感じながらも、満足感いっぱいな気持ちで愛媛をあとにしました。



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