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岩手を訪ねて②宮澤賢治のふるさとへ

2018-09-26 21:04:21 | 日記
 平泉は何度か訪れていたので今回は割愛して、花巻に行きました。

 宮澤賢治記念館へのバスの時間を確認すると、お盆休みは運休するバスが多くて断念。徒歩で賢治が教鞭を執った花巻農学校跡を目指しました。手元にあるのはガイドブックのイラストチックな地図のみ。住宅街に迷い込みながらも何とか辿り着きました。








 風の叉三郎の群像


 列車に乗り遅れたおかげで立ち寄れた花巻駅近くの喫茶店「イーハトーブ」


 店内は宮澤賢治一色~(*^_^*)


 平べったいかりんとう(左上)が珍しかったです。

 花巻のイメージが濃い宮澤賢治ですが、盛岡中学校と盛岡高等農林学校に通った10年ほどを盛岡で過ごしています。花巻から遠野、陸中をまわったあと、盛岡で「もりおか啄木・賢治青春館」に行きました。記念館は第九十銀行の建物をリニューアルしています。建てられたのが1910年、1896年生まれの宮澤賢治が14歳のときなので、同じ時代を生きた銀行の建物を使っているのが嬉しい。岩手を代表する歌人と童話作家だから一緒に展示したのかと思いながら見ましたが、宮澤賢治が石川啄木の影響を受けて短歌を詠んでいたのが私には新鮮でした。


 
 旅の最終日に花巻を再訪して、今度こそ宮澤賢治記念館を訪問しました。
 バス停の名が宮澤賢治記念館口・・・、記念館前とか記念館でなく“口”が付けられているのでバス停から遠いのかなと気に掛かっていたのですが、待っていたのはコレ!367段の階段!!


その一段一段に「雨ニモマケズ」の詩が一文字ずつ書かれていました。



「帰りのバスまで約1時間、この階段の上り下りを考えると往復20分は見た方がよさそうです。差し引くと見学時間は40分。かなり厳しくなってきたー」と思いながらも、あ・め・に・も・ま・け・ず・・・と、文字を追っているうちに足の運びも自然と速くなって、思っていたより早く登れました。ちなみに「雨ニモマケズ」は367文字ではなく、階段の最後にはおつかれさまでしたといった文章が付け加えられていました。階段を上りつめた先に注文の多い料理店のレストランに出てくる「山猫軒」がありましたが、時間がないので立ち寄ることはできませんでした。



記念館の前には「猫の事務所」のオブジェ。


 宮澤賢治の生涯を様々な方向から分析した展示はわかりやすく、ホントにゆっくり見られないのが残念でした。でも、花巻までは交通の便がよい方なので、またゆっくり来たいと思います。
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