織物業を経営し、吉田茂内閣で国務大臣を務めた大野木秀次郎氏の邸宅で、今はレストランになっている「洛東迎賓館」で食事してきました。
住宅街に続く長い長い塀を過ぎると立派な門がありました。その門から奥へ続く道を進み中門をくぐると、綺麗に掃き清められた玉砂利の向こうに大きな日本家屋が姿を現しました。
玄関を入ると、「靴のままお上がりください。」と案内されました。建物は天井、欄間、柱などは元のままで、床とテーブルは洋風にリニューアルされています。それでいて、無理に改造した感じではなくて、調和がとれた落ち着ける空間です。
食事はコース料理で魚と肉をメインに、素材には野菜が随所に使われていて、大満足でした。
氏とちょっとしたご縁があることがわかって訪問しましたが、料理は毎月変わるそうで、夜のライトアップされた庭も見てみたいので、また行きたいと思いました。