on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

行者山ハイキング

2020-03-28 17:29:44 | 日記
 まだ、コロナウイルス対策の自粛ムードが緩めで、屋外での散歩やショッピングは問題ないとされていた頃、密室・密集・密接を避けて行者山に行ってきました。今回のメンバーは8人、嵯峨野線の千代川駅を降りると空はどんより曇っています。通しで3時間のコースだし、天気は予報では下山まで何とか持ちそうです。

 新しいハイキングシューズの紐を締めてスタート。駅からしばらく住宅街を歩き、小学校の前をかすめ高速道路の下をくぐって畑の中ののどかな道を進むと、車止めの錆びたポールが立っていて、そこから山道になりました。林の中を行く道は、落ち葉が多めでしたが坂は緩やかで道幅も広く、みんな雑談をしながら元気な足取りで登っていきました。話題は、オリンピックはどうなるのか(このころはまだ予定通りにといわれていた)、コロナウイルス対策、消毒用アルコールの不足といった現実的な話が中心でした。

 やがて、道は狭く勾配もきつくなってくると、「これは名前の通りの行者山だ。」という声も聞かれ、ペースが鈍ってきます。私は、左足の甲が靴に当たるのか痛くなってきました。とりあえず、靴底全体で足を着くようにすると痛まないので、そのまま登りました。それにしても登り始めて1時間も経っていないのに、疲れを感じます。原因は・・・そう、週末の予定がことごとく消えてしまった影響で、運動不足状態なのです。

 鳥居や石室などもあって、ますます行者山っぽくなってきたころ、先頭を歩いていた人の「着いた~!」の声にほっと一息。周りは木が茂り、眺めは今一つですが、「行者山 山頂431M」の看板を見ると達成感が湧いてきます。ちょっとくたびれた三角点の標石もありました。ここでシューズの紐を緩めてお弁当。スーパーで買ったおにぎりですが、美味しかったです!







 シューズの紐を締め直して、今来た道とは別の道を通って下山します。登って来た道より緩やかで、みなさん元気に再出発。それにしても、山頂から下り始めても、誰ともすれ違わないのです。こんなことは今までで初めてです。やっぱり、自粛している人が多いのでしょうか。天気予報が微妙だったせいもあると思いますが、不思議な感覚でした。やがて山道から舗道に出ると、道はやや開けて右手に灯篭と石の階段があり、その階段に腰掛けて休憩。視界は開け、今まで通って来た中で一番の眺めが見られました。


着いたときは階段を登る気などなかったのですが休憩してパワーが復活したところで、階段を上ると、金剛力士像が鎮座する立派な山門が現れ、その奥に更に立派な本堂がありました。ここは「千手寺」というお寺で、807年弘法大師開創とあるので、平安初期からある古刹でした。






お寺があることは地図でわかっていたのですが、予備知識を持たずに通りかかったので、宝物を見つけたような嬉しさがありました。

 石の階段から続く坂道を下り、石材工場の前に出ると山道は終了。結局、下山まで登山者とはすれ違いませんでした。予定より1時間程早かったのですが、バスは日に数本しかなく予定していた時間まで来ません。ここで1時間待つか、35分歩くか。みんなの意見は後者で一致、徒歩で駅を目指しました。山麓の集落を歩いていると、畑の向こうから激しく犬が吠える声が聞こえてきました。声の方向を見ると、ブリーダーに飼われているのか柵の中にたくさんの犬がいました。やがて高速道路が見え、その先に「鶴屋吉信」の工場が見えました。高速道路をくぐると工場地帯で、食品関係の工場が目立ちます。その一角に「保津川あられ」の工場直営店があったので、寄り道。。あられのほかにもいろいろな和菓子を扱っていて、季節柄で選んだ桜餅が柔らかくて美味でした。

 ここまで来れば目的の並河駅までは数分。全員無事に到着しました。

 久し振りのハイキングでしたが、見どころに食べどころもあって楽しかったです。

 自粛要請が厳しくなった今、次にハイキング行けるのはいつなのか?早く落ち着いてほしいです。
コメント
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