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氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

フランス旅日記2019冬(2)

2019-02-25 18:00:00 | 日記
みどりの大地、ロワール地方へ



 この日は、パリを後にしてパリの西90kmにあるシャルトルへ。市中心部を通り、シャンゼリゼ通りから凱旋門、新凱旋門…西へと向かいます。





窓の外はビル街から住宅地に、暫くすると見渡す限りの草原地帯になり、シャルトルの街に近づくと、イラストに描いてとっておきたくなるようなレンガ造りの小さな家が増え、やがて2つの尖塔を持つ建物が見えてきました。



これがシャルトル大聖堂で、周囲の建物が小さめなので遠目に見ていると大きさを感じませんが、建物に近づくとカメラのファインダーからはみ出すような大きさを感じます。右のシンプルな塔がロマネスク様式、左の塔が天草の﨑津天主堂のような飾りが多いゴシック様式になっています。ひとつの建物で違った建築様式になっているのは、左の塔は1194年の火災で焼失したものを16世紀に修復したためとのことです。「焼失した塔を元通りに復元するべきだ。」「いや、そんな昔の建築なんて地味過ぎる。今の華やかな建築様式を取り入れないと!」といった感じにもめたのでしょう。修復まで400年も掛かっていることからも想像つきます。

 中に入ると、天井がとっても高く、天井付近の梁の曲線が美しい!



そして大聖堂といえば窓を彩るステンドグラス!



写真では白っぽく写ってしまいましたが、シャルトルブルーと呼ばれる青空を映したようなブルーが映えていました。ステンドグラスは、下から読むのがルールになっているそうで、聖人の生涯を順に描いたものや見える星座とその季節にすべきことが描かれたものなど、単なる飾りではなく教えを説くための装飾だったのでした。







↑修復前(左)と修復後の天井





↑パイプオルガン 音が聴いてみたかったー



 大聖堂を出ると、近くの中学校から生徒がぞろぞろと出てきたところでした。興味深々に顔色を窺いながら「コンニチハ」と呼びかけてきたので、「こんにちは」と返すと、「通じた~!」と大喜び、アニメの影響で日本好きな子供も多いようです。

 この日の昼食。。






 このあと向かったのが、フランス人が最も好きなお城といわれているシャンボール城。戦いのために建てられたのはなく、平和な時代に建てられた権威の象徴・狩りの場としてのお城なので、いくつもの塔と綺麗な装飾で彩られています。部屋の数が440もあるという宮殿のようなお城です。





 中に入ると、炭を焼くにおいがします。暖をとるために造られた暖炉の数は365もあるのだそうです。



それでも中はひんやりとしていました。実際寒くて居住には向いてなかったようです。中央には二重のらせん階段。互いに行き来する姿は見えても出会うことはない構造。姿が見えるようになっているあたりが戦いのためのお城ではないことを物語っています。















最上階からテラスに出ると、狩猟の場となっていた広大な敷地・・・。どこまでもスケールの大きなお城です。





らせん階段を降りて外に出ると、小雨が降り出しました。折り畳みの傘は持っていましたが、傘はさしませんでした。雨の量が少ないというよりは空気が乾いているので、日本の雨降りのような嫌気のする湿気を感じないのです。そういえば、昨日のパリでの夕食の帰りにも雨に降られ、このときは傘を使いましたが、周囲に傘をさしている人はほとんど見かけませんでした。程なくして雨は上がり、振り返るとシャンボール城に架かる虹の架け橋~、ラッキーでした。



この日はトゥールで宿泊。







夕食。







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