土曜日8:30から13:00のラジオ番組、「土曜ワイドラジオ東京」が9月26日で放送終了となります。1991年から放送されており、休日昼間の放送なので、家で用事をしながら耳を傾けたり、車での移動中に聴いたりと、接する機会が多いラジオ番組でした。
近所からの中継を見に行ったことや、はがきを読まれたこともありました。読まれたのは2回で、いずれも、わからない言葉を明解にする「明解三ちゃん」のコーナーでした。
1回目は、「書き入れ時」という言葉を新聞で見つけたとき、なぜ「掻き入れ時」ではないのかと疑問を投げかけました。これは利益を帳簿に「書き入れる」という意味で、稼ぎ時のことをこう言うのだと解りました。
2回目は、疑問に対する回答で、「どうしてオウムや九官鳥のような喋る鳥に『オタケサン』と呼びかけるか」という問いに、クイズの本で読んだ記憶で「シーボルトが日本地図を所持していたことで日本から国外追放された際に、日本人の恋人の名前『お滝さん』の名をオウムに覚えさせたのがきっかけといわれています。」と投書しました。このときは、永六輔さんとはぶ三太郎さんから直筆のお礼状をそれぞれ頂いて、嬉しかったです。
それ以来、はがきを出すことはありませんでしたが、こんなきめ細かい対応があったからこそ、20年以上もの長きにわたって番組が続いたのだろうと、普段の対応の大切さをあらためて認識しました。
永い間、ためになる放送をありがとうございました。