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氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

アナウンサーから学ぶ・・・課外講座

2012-02-07 22:47:51 | 学問

クレーム対応の仕事をしていた頃、上手く謝るコツを学ぼうと思って受けた「アナウンサーから学ぶ話し方講座」。その課外講座が東京都杉並区西荻窪のライブハウス「奇聞屋」で行われました。ライブハウスでの5分程度のトークパフォーマンスが課題で、トークが絡めば漫才、落語、朗読、一人芝居・・・何をやってもOKという企画です♪

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アナウンサー講師の佐野先生はアナウンサーを退職された今でも「ラジオ深夜便」で活躍されている方です。そして「奇聞屋」さんからはピアニストの吉川正夫さん、歌手で絵本作家のこんのひとみさんが参加してくださりました。

こんのひとみさんは10年ほど前に「みんなのうた」で太田ひろみさんが歌った「パパとあなたの影ぼうし」の作詞作曲をされた方です。ラジオ深夜便で先生が太田ひろみさんとこんのひとみさんのインタビューをしたことがきっかけで「奇聞屋」さんとお知り合いになり、今回の課外講座の会場が「奇聞屋」さんになったということです。

5分程度の演目ということで、私は先生に縁の深い詩人3人の作品の朗読をさせていただくことにしました。

先生が詩にギターでメロディーを付けて歌われる程のファンでいらっしゃる種田山頭火、記念館館長にインタビューしたのがきっかけで昨年の「金子みすゞ展」に寄稿された金子みすゞ、ご本人にインタビューされたという百歳の詩人柴田トヨさんの3人を選びました。

ところが、演目を探す段階から大苦戦でした。最寄りの図書館が建て替えで休館中なので徒歩40分の図書館で探したのですが、種田山頭火は広辞苑のような分厚い本に俳句がいくつも書かれていて、一体何を手掛かりに読むものを探したらよいのか見当もつきませんでした。しかも、持ち出し禁止の資料として置かれていたので借りてじっくり選ぶなんて悠長なことはできません。金子みすゞは詩集を持っていたのでこちらはクリアしました。柴田トヨさんは図書館の本が貸し出し中で予約が17人待ち・・・。私が借りれられる頃には課外講座は間違いなく終了しています。

結局、山頭火と柴田トヨさんはネットでどうにか見つけて、演目は種田山頭火「其中一人」、金子みすゞ「月のひかり」、柴田トヨさんは「被災者の皆様に」を演目に決めました。

ピアニストの吉川さんは朗読に合わせてピアノを弾いてくださるというので、前の週に下見も兼ねて伺いたかったのですが、私が風邪をひいてしまって行けなくなってしまい、演奏してもらうのは諦めました。

幹事役も仰せつかっていたので当日まで人数調整や演目の伝達に追われて、練習もそこそこに当日を迎えてしまいました。せめて、会場の雰囲気に慣れておこうと早めに到着して吉川さんとこんのさんと話していると、「いつもその場で朗読にメロディーを付けてピアノを弾いています。」と仰るので、おこがましくも「是非お願いします」とぶっつけでのお願い・・・。「やった!」と内心喜んだものの、その期待はまもなく「はたしてピアノに負けないだけの朗読ができるだろうか?」の不安に変わりました。しかも、私の出番は一番最後なのです。

人の集まり具合にも気を配りながら、駅に迎えに行ったりしているうちに時間になっていました。

演目はスピーチ、朗読&ジャズの演奏、普段の教室よりもはるかに上手い!教室という枠を飛び出すと、こんなにもリラックスできるものかと感心しながらも不安は大きくなるばかりでした。

途中に、先生がこんのさんにインタビューするコーナーありました。登校拒否寸前で保健室登校する生徒を訪問する活動もされているこんのさんのお話は、今の子供たちを取り巻くストレスの大きさとそれに向き合うこんのさんの優しさと力強さを感じさせてくれました。その中で、学校訪問で子供の言葉に吉川さんが即興でピアノを弾いてこんのさんが歌っていらっしゃるということで、「ぼく、お母さんに『ごめんね』って言いたいんだけど、言えないんだ」という言葉にメロディーを付けて歌ってくれたのです。

それを目の当たりにした私は「これほどのことができる人なら私のごとき素人の朗読でも上手にピアノを弾いてくれる筈」とすーっと気が楽になっていきました。

演目に戻って、受講生の娘さんで小学生の登山体験の話、子供はホントに全部持って行きますね~。この子の次じゃなくてよかった~。続いてマギー審司ばりの爆笑トークマジック、来月の京都マラソンへの決意表明と続き、いよいよ最後に私の出番が回ってきました。

ピアノとのコラボは初めて、さらに言うとマイクを使っての朗読も初めてという状況でしたがステージに上がってしまえば、もう信じて読むしかありません。山頭火は俳句の連続のため、ピアノを入れなかったのでフツーに読めました。そして、金子みすゞの「月のひかりに」からピアノが入ったのですが、「あーっ、ホントにピアノが流れてるぅ~」と舞い上がりながらも何とか読み切り、「被災者の皆様に」も要所要所を押さえながら読み終えました。間違いなくピアノに助けられていて、立派な額縁に稚拙な絵を入れたような感じがしないでもないですが、貴重な体験ができて感激でした。バタバタしていて写真はお願いし忘れました(^_^;)

また、こんな機会があったら参加してみたいと思います。今度は、もっと準備して!!

反省会?打ち上げ?は近くの洋食屋さん「こけし屋」で行いました。

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コメント (4)
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