日々是好日 とっつあんの雑記帳

とっつあんが徒然なるまま”ほっこりと暖かく誰もがうなずけるちょっとした幸せを感じる”話題を発信していきます。

三島の文化財ウォーク(^^♪「太田茶臼山古墳」と「陪冢」めぐり

2012年04月23日 18時56分46秒 | 三島地区の文化財

雨も上がり春らしくなった今日のウォークは、随分以前から気になっていた、近くにある「太田茶臼山古墳(おおだちゃうすやまこふん)」の陪冢(ばいちょう)をめぐってきました。
一部探したり、宮内庁の管理事務所に2度も行ったりで12,000歩歩きました。

この古墳は「継体天皇三嶋藍野陵」と呼ばれ、北から南に延びる低い台地上(安威川左岸の富田台地)に築造された一重の濠をもつ大きな前方後円墳です。
その規模は、墳丘全長226m、前方部幅147m、前方部高さ19.8m、後円部径138m、後円部高さ19.2mで、幅30m前後の周濠が巡っています。

宮内庁が指定しているこの古墳の陪冢は、い号陪冢からち号陪冢までの8つと太田茶臼山古墳の領域内にある域内陪冢が1つです。
それと何故か指定されなかった塚が一つ、全部で10基あります。

陪冢は、中心となる大型の古墳に埋葬された首長の親族、臣下を埋葬するもののほか、大型の古墳の埋葬者のための副葬品を埋納するために建設されたものもあると考えられています。

写真は、本体拜所とその前にある綺麗に手入れされた植え込みで囲まれた域内陪冢です。

この「太田茶臼山古墳」は、宮内庁が継体天皇陵と指定しており、これを支持するかのように近くの東太田には、継体天皇の9人の后を祀った「女九神社」があり、周囲には宮内庁指定のいくつかの陪冢もあります。

しかしながら、前方部端の幅と後円部の径があまり違わないこと、平坦地に造られていること、出土埴輪の形式などによって、古墳時代中頃(5世紀)のものであると考えら、継体天皇の没年531年とは合わず、被葬者は謎のままです。

それでは、今城塚古墳より大きな太田茶臼山古墳の埋葬者は誰なのでしょうか…

 ・稚野毛二俣王(ワカヌケフタマタ)
   父は第15代応神天皇と母は弟媛。第16代仁徳天皇の異母弟。
 ・意富富等王(オホホト)~
   稚野毛二俣王の子で継体の曾祖父 などなど

おそらく、これは、永遠の謎になるでしょうが、いろいろと思いを巡らして古代のロマンに夢を膨らませてみるのもまた楽しいですネ。

午後は、追手門学院の公開講座「おうてもん発 わがまち茨木、再発見!」を受講してきました。
本日のテーマは”「郷土史」の中に「郷土」を閉じ込めずに”でした。
郷土史研究や町おこしへの取り組み、新しいグル^ぷの活動に大変役に立つお話でした。                            

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明日4月24
日(乙卯きのとう 赤口)はこんな日です。
●「日本ダービー記念日」
 1932(昭和11)年、目黒競馬場で第1回の日本ダービー(東京優駿競争)が開催されました。
 イギリスのダービーステークスにならって企画された物で、当時の出走馬は19頭、優勝したのは1番人気のワカタカでした。
 ダービーは元々、第12代ダービー卿が始めた、ロンドン郊外で開催されるサラブレッド4歳馬ナンバーワンを決めるレースの事で、イギリス競馬界最高の行事でした。
 日本を始め世界各国でそれにならった「ダービー」という名前を付けたレースが開催されるようになりました。

●「植物学の日」
 1862(文久2)年のこの日、植物の採集家・分類学者として知られる牧野富太郎が高知県佐川町の豪商の家に生まれました。
 私財を投じ、学閥に抗しながら、94歳でこの世を去るまでの生涯を植物研究に費やして、新種・変種約2500種を発見・命名し、世界の学会から限りない尊敬を受け「植物学の父」と呼ばれました。
 彼は、ほとんど独学で植物の研究を続け、東京大学の講師になり、日本学士院会員にも選ばれています。死後1957年(昭和32年)には文化勲章を贈られました。

●「しぶしの日」
 2006年1月1日に鹿児島県内の松山町、志布志町、有明町の合併により誕生した志布志市が「志あふれるまちづくり」を推進することを掲げ、4と24で「しぶし」と読む語呂合わせからこの日を記念日として制定しました。
 この「しぶし」という地名は天智天皇が人々の志が篤いことを喜ばれて命名されたと言われています。

●「元伊勢 籠(この)神社葵祭」
 北近畿、京都府北部丹後では最古の祭礼と言われ、2,500年余という長い歴史があります。
 欽明朝以前は藤祭と呼ばれ、人皇4代懿徳天皇4年に始まったと伝えられています。
 この「葵祭」は、籠神社ともゆかりの深い、京都・賀茂社の「葵祭」と同様の名で、京都の賀茂社では祭員が「葵の葉」を付けるのに対し、籠神社では冠に豊受大神様ゆかりの「藤の花」を挿すのが古例となっています。
 御神幸の道中や祭典の前後に繰り広げられる平安時代以来の典雅勇壮な太刀振りや神楽などの奉納神事(京都府無形文化財)が、神の御生れを祝福すると共に神賑わいを盛り上げます。
 元伊勢籠神社 宮津市字大垣430 TEL0772-27-0006

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